東アジアの土地被覆・土地利用の時間的変化を広範囲で捉えるための植生指数データセット

タイトル 東アジアの土地被覆・土地利用の時間的変化を広範囲で捉えるための植生指数データセット
研究期間
研究担当者 生態系計測研究領域 石塚直樹
坂本利弘
大野宏之(現
発行年度 2008
要約 東アジアの土地被覆・土地利用変化を広範囲で捉えるため、雲の影響を低減させ、2004~2007年の植生等の状態を捉えることができる各種指数の時系列データセットを作成しました。
背景・ねらい
食料生産や水需給を評価するためには、土地被覆・土地利用の時・空間変動を把握することが重要です。これまでも各種の衛星データが利用されてきましたが、頻度や解像度は必ずしも十分でありませんでした。そこで、高頻度観測衛星MODISデータを用いて、土地被覆・土地利用変化を捉えるための植生指数データセットの作成をめざしました。

成果の内容・特徴 東アジアの土地被覆・土地利用の時間的変化を広範囲で捉えるため、一日に2~3回観測されるMODIS画像から各種植生指数データセットを作成しました。これは、2004~2007年のインドシナ半島地域(北緯5~25度、東経95~110度)、日本および朝鮮半島地域(北緯 30~46度、東経123~146度)(図1)を対象にしています。
植物の活性度や量の変化をみることができるNDVI(正規化植生指数)、EVI(強調植生指数)といった植生指数は、土地被覆・土地利用の変動をとらえるために必要不可欠な情報です。画素毎に植生指数を算出した後、数日間毎に雲の影響の少ない点を代表値とし、その時系列データに平滑化処理を行って植生指数のデータセットを作成しました。図2は、6日間隔で作成したEVIの時系列データのうち1月1日~6日の例を示したものです。
図表1 225535-1.jpg
図表2 225535-2.jpg
図表3 225535-3.jpg
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