ウシおよびブタの培養筋衛星細胞における筋分化転写因子の検出法とその発現様式

タイトル ウシおよびブタの培養筋衛星細胞における筋分化転写因子の検出法とその発現様式
担当機関 畜産試験場
研究期間 2000~2000
研究担当者 室谷進
千国幸一
中島郁世
発行年度 2000
要約 ウシおよびブタ骨格筋の筋転写因子群Myf5、MyoD、myogenin、MRF4は、各々に特異的な RT-PCRにより、その発現を検出、半定量することができる。初代培養ウシ筋衛星細胞の筋分化は、筋転写因子群が順次発現することで誘導され、特にMyoDの発現が重要である。
背景・ねらい 家畜骨格筋組織は、筋線維を構造上の基本単位として形成されている。各筋線維は、家畜個体が成長する過程で、筋衛星細胞が互いに融合することによりつくられる多核の筋細胞である。筋衛星細胞の融合が起こるとき、個々の細胞において筋分化が進行している。成体の筋組織では、生体維持のために断続的に筋分化が進行する。これは食肉の生産過程そのものであるにもかかわらず、これまで細胞の視点での食肉の研究はほとんど行われていない。この過程を解明することにより、食肉の生産を質的または量的に制御する技術の開発が可能となる。
そこで、ウシおよびブタ骨格筋から調製した初代培養筋衛星細胞を用い、筋分化を制御する筋分化転写因子群の発現様式を明らかにする。また、そのために必要となるRT-PCR法による筋転写因子群の検出および半定量する系を確立する。
成果の内容・特徴 1.
図1)。
2.
図2)。
3.
図3)。さらに、同条件で筋分化が進行しないブタ筋衛星細胞の発現様式と比較することにより、筋衛星細胞の筋分化にMyoDの発現が重要であることが明らかになった。
成果の活用面・留意点 1.
本成果は、筋線維形成機構を解明するための有力な手法となる。
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