| タイトル |
アクレモニウム・エンドファイトの人工接種によるシバツトガ耐虫性のぺレニアルライグラスとトールフェスクの作出 |
| 担当機関 |
草地試験場 |
| 研究期間 |
1993~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1994 |
| 要約 |
アクレモニウム・エンドファイトの培養菌糸を人為的に感染させることにより、シバツトガ耐中性のペレミアルライグラスとトールフェスクを作出することができた。
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| 背景・ねらい |
エンドファイトに感染した植物は、家畜中毒の原因となる反面、病害虫に抵抗性を示すことが知られている。近年、わが国でも多種のエンドファイトが検出され、その中には芝の最重要害虫であるシバツトガに耐中性を示すものが見つかった。また、エンドファイトは一旦感染すると、次世代にも種子伝染する。そこで、エンドファイトが寄生していない牧草・芝草にエンドファイトを人工接種によって感染させることによって、シバツトガ耐中性植物の作出を行った。
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| 成果の内容・特徴 |
アクレモニウム・エンドファイトの人工接種によって、シバツトガ耐中性のペレニアルライグラスとトールフェスクを作出することができた。この耐中性植物はエンドファイトの種子伝染により、次世代でも耐中性を保持していた。- シバツトガに耐虫性を持つペレニアルライグラスから分離したAcremonium loliiを人工接種によって、ペレニアルライグラス品種、フレンド、キヨサト、ManhattanⅡに感染させた。人工接種の方法は、草地飼料作研究成果最新情報第8号に記載した方法で行った。エンドファイトの感染に成功した植物個体の葉身を餌として与えると、飼育8日後のシバツトガの幼虫生存率は著しく低下した(表1、図1)。
- シバツトガに耐虫性を持つトールフェスクから分離したA.coenophialumを人工接種によって、トールフェスク品種ケンタッキー31に感染させた。エンドファイトの感染に成功した植物個体は、シバツトガの幼虫に対して耐虫性をもつようになった(表1)。
- 人工接種によって感染したペレニアルライグラス、トールフェスク上で結実した種子は、すべてエンドファイトに感染していた。また、これらの種子を生育した株も品種によって若干の低下が見られるが、シバツトガ幼虫に対して概ね耐虫性を示した(表2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 人工接種に成功した植物はシバツトガに対する耐虫性を付与されたことが確認されたので、これらの植物はシバツトガの耐虫性防除に使用することができる。ただし、3世代以降の世代については、耐虫性が保持されているかどうかさらに検討していく必要がある。
- 人工接種に成功した植物は家畜毒性成分を持つことが考えられるので、牧草として使用する場合は、この点の検討が必要である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
害虫
抵抗性
品種
防除
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