タイトル | レトロトランスポゾンTos17を用いたイネ小粒遺伝子sg1のクローニングと機能解析 |
---|---|
担当機関 | 北陸農業試験場 |
研究期間 | 2000~2000 |
研究担当者 |
芦川育夫(地域基盤研究部 稲遺伝解析研) 稲育種素材研) 王 慶金玉(地域基盤研究部 黒田 秧(地域基盤研究部 青木秀之 部長) 矢頭 治 梁 正偉 |
発行年度 | 2000 |
要約 | 発現形質の解析に基づき、レトロトランスポゾン Tos17を用いて小粒遺伝子 sg1のcDNAをクローニングした。この遺伝子は粒形を制御し、また光や植物ホルモンの影響下で根の形態形成にも関与している。 |
背景・ねらい | 農業上重要な形質に関与する遺伝子には未解明のものが多く、有用遺伝子の同定とクローニングが緊急で重要な課題となっている。この目的では、イネに内在するレトロトランスポゾンTos17を利用し、表現型の解析に基づいて遺伝子を同定しクローニングする方法が有効と考えられる。Tos17は細胞培養過程で活性化されて遺伝子内に挿入され、遺伝子を突然変異遺伝子とする。そこで、表現型の観察によって培養突然変異を探索し、この中からTos17による突然変異遺伝子を同定することによって、Tos17の塩基配列をプローブとして用いた遺伝子のクローニングを行うことができる。本研究では「あきたこまち」培養変異集団を供試して遺伝子の同定とクローニングを行なった結果、形態形成に関与する遺伝子の一つをクローニングすることができた。また、供試集団での遺伝子クローニングの効率も明らかになった。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
カテゴリ | 品種 |