| タイトル | ムギダニの疫病菌Neozygites sp. |
|---|---|
| 担当機関 | (独)農業技術研究機構 畜産草地研究所 |
| 研究期間 | 2001~2005 |
| 研究担当者 |
神田健一 島津光明(森林総研) 柴 卓也 森本信生 |
| 発行年度 | 2001 |
| 要約 | ムギダニに感染して死亡させる疫病菌はその形態から、Neozygites sp. である。秋から冬にかけてNeozygites sp.感染率の高い圃場では、春のムギダニの多発生が抑えられる。 |
| キーワード | 作物虫害、飼料作物類、ムギダニ、Neozygites sp. |
| 背景・ねらい | ムギダニは秋に越夏卵から孵化して、春まで約2世代を経過する。特に春先から春にかけて個体数が増加し、イネ科の牧草に被害を与える。これまで冬作牧草でのムギダニに対しては耕種的防除法を提案したが、永年草地には適用しがたい。そこで、永年草地においては新たな防除方法を開発する必要がある。 |
| 成果の内容・特徴 | 1. この疫病菌に感染したムギダニの体色は暗赤色から赤色である。 2. この疫病菌の分生子の核は核染色剤に染まらず、西洋梨型であり乳頭状突起を持つ(図1)。色は無色透明で、大きさは11.6~14.8x7.6~8.6マイクロメートル(長軸x最大幅)。表面は細かな凹凸があり、内部には多数の顆粒があり、顕著な油球や空胞は見られない。 3. 二次胞子はアーモンド型で大きさは14.0~17.8x7.8~11.1マイクロメートル(長軸x最大幅)で無色透明である(図1の中央)。 4. 休眠胞子はほぼ球形で8.7~10.7マイクロメートルであり、表面は微細な波状で、透明である(図2)。 5. これらのことから、この疫病菌はNeozygites属と同定したが、これまでに報告された種のなかに該当するものがみあたらない。 6. ムギダニのNeozygites sp. 罹病率は圃場によって0.1%から50.3%の幅があった。 7. Neozygites sp.罹病率が低いB圃場では、春にムギダニの発生量が多かったが(図3)、罹病率の高いA圃場ではムギダニの発生量が少ない(図4)。このことから、Neozygites sp.は明らかにムギダニの発生を抑制している。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1. Neozygites sp. を永年草地におけるムギダニの防除手段のひとつとするための基礎的知見となる。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ | 病害虫 飼料作物 防除 |
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