ウシ脂肪組織のC/EBPファミリー発現量は黒毛和種がホルスタイン種より高い

タイトル ウシ脂肪組織のC/EBPファミリー発現量は黒毛和種がホルスタイン種より高い
担当機関 (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所
研究期間 2003~2004
研究担当者 河上眞一
山田知哉
中西直人
発行年度 2004
要約 脂肪細胞の分化を制御する核内転写因子C/EBPδとC/EBPαの発現量は、黒毛和種の皮下脂肪と筋間脂肪でホルスタイン種より高い。
キーワード ウシ、脂肪蓄積、C/EBP 、家畜生理
背景・ねらい 肉用牛における脂肪蓄積能力の解明は、経済形質向上の観点から極めて重要である。最近の研究において核内転写因子C/EBPファミリーが脂肪細胞の分化制御に特に重要な役割を果たしていることが明らかにされてきているが、肉用牛の脂肪蓄積とC/EBPファミリーとの関係は未だ不明である。そこで本研究では、脂肪蓄積能力の大きく異なる黒毛和種とホルスタイン種肥育牛脂肪組織におけるC/EBPファミリー発現に関する検討を行う。
成果の内容・特徴 1.
脂肪細胞の分化の初期段階において発現量が増加し初期分化調節に関与するC/EBP δ蛋白質発現量は、皮下脂肪と筋間脂肪で黒毛和種の方がホルスタイン種より高い傾向にある(図1)。
2.
脂肪細胞の分化の後期段階において発現量が増加し脂肪細胞終末分化に関与するC/EBP α蛋白質発現量は、皮下脂肪と筋間脂肪で黒毛和種の方がホルスタイン種より高い傾向にある(図2)。
3.
黒毛和種去勢肥育牛とホルスタイン種去勢肥育牛を19ヶ月齢で解体した結果、黒毛和種の皮下脂肪割合と筋間脂肪割合がホルスタイン種より高い(表1)。
4.
以上より、黒毛和種の皮下脂肪割合と筋間脂肪割合がホルスタイン種と比較して高いのは、C/EBPファミリー発現量が関連している可能性を示している。
成果の活用面・留意点 1.
肉用牛における脂肪組織分化の研究に活用できる。
2.
19ヶ月齢における結果である。
図表1 226992-1.gif
図表2 226992-2.gif
図表3 226992-3.gif
カテゴリ 肉牛

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