タイトル | 冠さび病抵抗性遺伝子をホモに持つイタリアンライグラス中間母本候補「Hm3Pc」 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2001~2007 |
研究担当者 |
荒川明 高溝正 清多佳子 藤森雅博(山梨酪試) 平田球子(日草種協) 矢崎聖二(日草種協) |
発行年度 | 2007 |
要約 | イタリアンライグラス「Hm3Pc」は、DNAマーカーを用いて特定された冠さび病抵抗性主働遺伝子LmPc3をホモに持つ。冠さび病抵抗性が極強であり、遺伝子頻度が100%であるため、交雑次代が全て抵抗性になり、抵抗性を付与する効果が高い。 |
キーワード | イタリアンライグラス、冠さび病、抵抗性、DNAマーカー、飼料作物育種 |
背景・ねらい | ライグラス類冠さび病(以下、冠さび病)はライグラス類における重要病害の1つであり、収量、品質、環境耐性および家畜の嗜好性を低下させる。冠さび病はヨーロッパなどではレースが存在することが明らかになっており、これまでにレースの報告がない我が国でも今後、レース(植物の遺伝子型によって病原性が異なる菌系統)の分化が起こる可能性もある。これに対応するためには、複数の抵抗性遺伝子を持つ、高度安定抵抗性品種を育成する必要がある。そのためには、DNAマーカーを用いて複数の冠さび病抵抗性遺伝子を同定し、それらをホモに持つ系統を育成することが有効と考えられる。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 育種 イタリアンライグラス 飼料作物 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性品種 品種 |