温暖地・密植向け桑系統 本82-39・本82-40の選抜

タイトル 温暖地・密植向け桑系統 本82-39・本82-40の選抜
担当機関 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究期間 1993~2001
研究担当者
発行年度 1993
要約 桑品種「ときゆたか」に桑系統「本30-01」を交雑し、温暖地向き桑系統本82-39および本82-40を育成した。いずれも枝条伸長・再発芽が良好で、枝条数・収量が多い。挿木発根性は、本82-39は良いが、本82-40は劣る。
背景・ねらい 近年、桑栽培においは、桑園管理・桑収穫の省力化および収穫回数
の増加を図ることが求められている。また、桑品種においては多収
、高飼料価値、病虫害抵抗性といった一般に求められている特性と
併せ、枝条が直立性で、枝条数が比較的多くて細く、再発芽が良好
で、晩秋蚕期の葉の硬化が遅い、といったような特性を備えている
必要がある。そこで、これらの諸特性を備えた品種を育成する目的
で昭和56年に、「一ノ瀬」と「国桑第21号」の交雑に由来し、萎
縮病に抵抗性ではあるが、再発芽に劣る「ときゆたか(桑農林6号
)」に、枝条が直立性で、比較的細く、再発芽が比較的良い「清国
野桑」と「司桑」の交雑に由来する育成系統「本30-01」を交雑
し、実生を養成した。昭和58~61年に個体選抜、昭和63~平成4
年に系統選抜を実施し、有望系統として本82~39および本82-40
を選出した。
成果の内容・特徴
  1. 本82-39は、春の発芽・発育は「しんいちのせ」に比較して大差
    がない。枝条伸長は良好であるが、やや展開する。枝条数・条径は
    「しんいちのせ」程度であるが、節間は短い。中間伐採後の再発芽
    は「しんいちのせ」程度である。挿木発根性は良好である。収量は
    、春蚕期は「しんいちのせ」程度であるが、晩秋蚕期は多い。故障
    株の発生は、しんいちのせ」程度である。
  2. 本82-40は、春の発芽・発育は「しんいちのせ」に比較して大差
    がない。枝条伸長は良好であるが、展開気味である。枝条数は「し
    んいちのせ」よりやや少なく、条径は「しんいちのせ」よりやや太
    いが、節間長は「しんいちのせ」程度である。中間伐採後の再発芽
    は「しんいちのせ」程度である。挿木発根性は劣る。収量は、春蚕
    期は「しんいちのせ」程度であるが、晩秋蚕期は多い。故障株の発
    生は少ない。
成果の活用面・留意点 群馬・山梨両県における桑系統適応性検定密植試験に供試中である

図表1 227255-1.gif
カテゴリ 病害虫 省力化 抵抗性 品種

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