人工飼料育に対応した壮蚕用飼育装置

タイトル 人工飼料育に対応した壮蚕用飼育装置
担当機関 蚕糸・昆虫農業技術研究所
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 全齢人工飼料育に対応した省スペース、省労力型の人工飼料用壮蚕飼育装置および本飼育装置に対応した汎用型の自動給餌装置を開発した。
背景・ねらい 桑を含まない低コスト人工飼料の開発とそれを良く食べる広食性蚕品種の育成により、人工飼料による蚕の周年飼育が可能となってきた。しかし、5齢期の人工飼料育は1~4齢の飼育とは異なり、広い飼育スぺース、多大の飼料およびそれを給餌するための労働力などを必要とすることから、これに対応する新たな飼育装置の開発が緊急の課題となっている。
成果の内容・特徴
  1. 開発した飼育装置(図1)は2,000(幅)×2,150(奥行)×2,032(高さ)mmの飼育部本体と移動可能な給餌・作業部から構成され、飼育箱の移動・制御には光センサー、磁気近接スイッチおよびサーボモーターが用いられている。飼育箱は両端にテフロン製滑走誘導板を備えたステンレス性の底部開閉式受け部と底面が網目状の強化プラスチック製大型せいろう(1,720×820×50mm)からなり、蚕糞・蚕沙は受け部に溜まり、受け部の底部を開閉することにより、必要に応じて除去することができる。
  2. 開発した飼育装置と種々の飼料に幅広く対応するための新たな給餌装置(図2)を試作した。本給餌装置を用いて飼育装置の最大容量(1.25箱)を飼育した場合1回の給餌時間は2人作業で準備、後始末を含めて約1時間で終了することができる。
  3. 広食性蚕品種と低コスト人工飼料を組み合わせた飼育試験の結果、蚕座面積1㎡当たり1,800~2,000頭の高密度飼育の成績が良好であった。単位面積当たりの飼育密度は従来の桑用飼育機の2倍に近く、飼育面積の利用効率は8倍程となる。
[具体的データ]
成果の活用面・留意点 開発した装置はこれまでのものとは根本的に異なるので、装置の機構・性能を十分に理解して活用する必要がある。
図表1 227330-1.gif
図表2 227330-2.jpg
図表3 227330-3.jpg
カテゴリ 桑 飼料用作物 低コスト 品種

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