| タイトル |
昆虫ポックスウイルス封入体による核多角体病ウイルスの感染力の増進 |
| 担当機関 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究期間 |
1998~2000 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
ドウガネブイブイ昆虫ポックスウイルスが生成する封入体の一種であるスピンドルを添加することにより、カイコおよびクワゴマダラヒトリの核多角体病ウイルスの感染力が著しく増進する。
|
| 背景・ねらい |
核多角体病ウイルス(NPV)を害虫防除のための微生物農薬として実用化する上で、その感染力を増強することが重要であるが、近年、アワヨトウ昆虫ポックスウイルス(EPV)の封入体がアワヨトウを寄主とするNPVの感染力を著しく増進することが発見され、その効果は他の感染増進物質よりはるかに高いものであった。そこで、EPVによる感染力増進作用の適用範囲を調査した。
|
| 成果の内容・特徴 |
- カイコの2齢、3齢および4齢幼虫において、虫体由来のカイコ核多角体病ウイルスの感染性はドウガネブイブイ昆虫ポックスウイルス(AcEPV)のスピンドル(図1)の添加により、いずれも1万倍程度増進された(表1)。
- クワゴマダラヒトリ5齢および6齢幼虫では、培養細胞(FFPRI-Splm-2AM)由来のクワゴマダラヒトリ核多角体病ウイルスの感染性が増進され、6齢幼虫では数千倍以上増進された。
- これらの結果から、AcEPVのスピンドルはAcEPVが感染しない昆虫由来のNPVの感染力を著しく増進することが判明した。
|
| 成果の活用面・留意点 |
AcEPVのスピンドルは各種害虫に寄生するNPVの感染増進物質として利用可能である。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| カテゴリ |
病害虫
あわ
カイコ
害虫
農薬
防除
|