秋田県における夏そば増収栽培法

タイトル 秋田県における夏そば増収栽培法
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1996~1999
研究担当者
発行年度 1996
要約 夏そばの播種適期は、4月下旬から5月中旬であり、収穫時期は7月上旬から8月上旬である。窒素基肥の増肥によって、生育量及び千粒重が確保され、増収する。品種は「キタワセソバ」、「階上早生」が適用できる。
背景・ねらい そばは、生育期間が短いことなどから輪作作物として有利であり、中山間地を主体に
主要な換金作物として重要な作物である。しかし、秋そばの単作が多く、
農地の有効利用と所得の増大が十分に見込まれていない。
このため、土地の有効利用と所得向上を目的に、
夏そばを増収するための播種適期と窒素施肥等について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 播種適期は、4月下旬から5月中旬で、収穫時期は7月上旬から8月上旬である
    (図1、表1)。
  2. 品種は、「キタワセソバ」「階上早生」等が適用できる
    (図1)。
  3. 播種量は、秋そば並の標準量が倒伏を軽減し、多収である
    (表2)。
  4. 増収には生育量の確保が重要であり、窒素基肥の増施の効果が高い
    (図2、表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 栽培様式は1995年から1996年の2か年とも条播(条間0.7m)である。
  2. 適応地帯は秋田県沿岸少雪地帯とする。
  3. 晩霜のおそれのない場合は、播種期内で出来るだけ早播きする。
  4. 収穫時期が梅雨期のため短期間で収穫が可能な面積にとどめることが望ましい。
    また、鳥害対策を考慮する。
図表1 230957-1.gif
図表2 230957-2.gif
図表3 230957-3.gif
図表4 230957-4.gif
カテゴリ 施肥 そば 中山間地域 鳥害 播種 品種 輪作

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