| タイトル |
カイコ濃核病ウイルス1型に対する優性の非感受性遺伝子Nid-1の座位 |
| 担当機関 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究期間 |
1998~2004 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1998 |
| 要約 |
カイコ濃核病1型(DNV-1)に完全抵抗性の蚕品種として知られる「大成」は、DNV-1に対する優性の非感受性遺伝子Nid-1を保有している。遺伝分析の結果、Nid-1の座位は第17連関群の31.1であることが明らかになった。
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| 背景・ねらい |
DNV-1劣性非感受性遺伝子nsd-1の遺伝分析過程で、蚕糸昆虫農業技術研究所保存の蚕遺伝資源№908がDNV-1に対し優性の非感受性遺伝子Nid-1(No infection with DNV-1)を持つことが明らかになった。実用蚕品種「大成」は優良蚕品種「大鷲」をベースに戻し交雑育種によりNid-1遺伝子を導入して開発し、ウイルス病に対し単一遺伝子支配による完全抵抗性を確立したものである。遺伝子の単離や機能の解析・改変等nsd-1等の遺伝子を含めたカイコのウイルス病に対する感染抑圧機構の解明研究推進のため、基礎的知見としてNid-1遺伝子の座位の確定を行った。
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| 成果の内容・特徴 |
- №908系統を用いた遺伝分析の結果、本系統が保有するDNV-1に対する非感受性は優性遺伝子に支配されていることが判明した。
- Nid-1の連関検索は28全連関群について実施した。その結果、第1~16、18~28連関群所属の諸遺伝子とは独立遺伝の分離を示した。一方、第17連関群所属の黒蛾(Bm)、褐頭尾斑(bts)、第2褐頭尾斑(bts2)、ワクジー油(ow)とは連関関係にあり、Nid-1は本連関群に所属することが確認された。
- Nid-1の座位確定試験は、bts、ow及びNid-1の3遺伝子を用いた三点実験で行った。その結果、3遺伝子の配列はbts-Nid-1-owの順であり、Nid-1の座位は第17連関群31.1と確定した(表1)、(図1)。
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| 成果の活用面・留意点 |
[成果の活用面と留意点]
- 優性遺伝子や劣性遺伝子で濃核病ウイルスの感染を完全に防御出来ることから、これらの系を用いてウイルスの感染・発病機構や生体防御機構等の解明が期待される。
- これら遺伝子のクローニングや構造解析の進展により、バイテク育種等効率的なウイルス抵抗性蚕品種の開発が可能になる。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
育種
遺伝資源
カイコ
抵抗性
品種
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