| タイトル |
クワの葉の形態異常および不定芽形成に関与するChijimi遺伝子 |
| 担当機関 |
蚕糸・昆虫農業技術研究所 |
| 研究期間 |
1996~1999 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
クワ品種「縮桑」の異常な葉の形態形成は易変性のある優性遺伝子(Chijimi-1)によって支配されている。さらに、Chijimi-1遺伝子は不定芽形成率の向上にも寄与している。
|
| 背景・ねらい |
クワは未成熟葉からの不定芽形成以外には安定的な再分化技術が存在しない上に、不定芽形成率の品種間差が大きい。クワの1品種である「縮桑」は、本来は葉のより基部側に存在する器官や組織が葉のより端部において分化しているような著しい葉の形態異常を示し、また、不定芽形成率が高い。不定芽形成過程においては、分化や形態形成に関わる遺伝子が重要な働きをしていると考えられ、「縮桑」が高い不定芽形成率と葉の形態異常という2つの特性を示すことには何らかの関連があると考えられる。そこで、これらの形質の関連について、遺伝学、形態学的分析と組織培養の手法を組み合わせて解明を試みた。
|
| 成果の内容・特徴 |
- 「縮桑」の特異形質は優位の遺伝子(Chijimi-1)によって支配されている(表1)。
- Chijimi-1遺伝子は不定芽形成率を向上させる働きがある(表2)。
- Chijimi-1遺伝子は易変性があり(表1、2)、その易変性は胚発生時に高く(表1)、不定芽誘導時は低い。
|
| 成果の活用面・留意点 |
Chijimi-1遺伝子は単独で様々な形質を同時に制御している可能性が高い。このことにより、植物の再分化機構・形態形成機構を解明する手がかりになると期待される。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| カテゴリ |
桑
品種
|