| タイトル |
野菜栽培鉱質土壌畑からの亜酸化窒素ガスの発生要因 |
| 担当機関 |
愛知県農業総合試験場豊橋農業技術センター |
| 研究期間 |
1994~1994 |
| 研究担当者 |
|
| 発行年度 |
1994 |
| 要約 |
鉱質土壌畑からの亜酸化窒素ガス(N2O)の発生量は、冬作(キャベツ)よりも夏作(スイートコーン)で、また、高土壌水分条件で多く、アンモニア系窒素施肥の方が硝酸系窒素施肥よりも多い。
|
| 背景・ねらい |
亜酸化窒素(N2O)ガスは地球温暖化を引き起こす原因である温室効果ガスの一つで、農業生態系からの発生抑制が望まれている。鉱質土壌畑は、とくに地力・保肥力に乏しいため、周年野菜栽培で多投される施肥窒素の利用率を向上させ、N2Oガスの発生を抑制する必要がある。このため、窒素揮散の一形態であるN2Oガスの発生要因を明らかにする。
|
| 成果の内容・特徴 |
- N2Oガスの発生量は、気温の高い夏作栽培期間の化学肥料施肥後に多く(74.3mg・m^-2(N2O-N))、気温の低い冬作では21.5mg・m^-2(N2O-N)と少なかった(図1)。
- 降雨や潅水により土壌水分が高まったときのN2Oガスの発生量は多かったが、乾燥によりpFが高い場合の発生量は少なかった(図2)。
- 基肥として30kgN/10aを施用したほ場条件下においては、調査期間中(平成6年8~9月)のアンモニウム塩肥料でのN2Oガスの発生量は302.8mg・m^-2 (N2O-N)で施肥窒素量の1.0%であったが、硝酸塩肥料では44.3mg・m^-2(N2O-N)でアンモニウム塩肥料の7分の1程度の発生量であった(図3、図4)。このことから、鉱質土壌畑からのN2Oガスの発生は、アンモニア態窒素の硝化並びに脱窒過程によるものと推定される。
|
| 成果の活用面・留意点 |
鉱質土壌畑における環境保全型施肥技術確立のための参考資料として活用できる。
|
| 図表1 |
 |
| 図表2 |
 |
| 図表3 |
 |
| カテゴリ |
肥料
乾燥
キャベツ
施肥
野菜栽培
|