トマト青枯病抵抗性台木品種の無病徴感染による穂木の発病

タイトル トマト青枯病抵抗性台木品種の無病徴感染による穂木の発病
担当機関 中国農業試験場
研究期間 1995~1996
研究担当者 中保一浩
発行年度 1996
要約  トマト 青枯病抵抗性台木品種が無病徴感染することを明らかにした。台木品種の無病徴感染により青枯病菌は台木から穂木へ移行し、接ぎ木したトマトが発病する。
キーワード トマト、青枯病抵抗性台木品種、無病徴感染中国農業試験場 地域基盤研究部 病害研究室
背景・ねらい 抵抗性台木品種の利用は、トマト青枯病防除対策のうち最も安定した技術として定着している。しかし、近年、各地で抵抗性台木に接ぎ木したトマト栽培品種が萎ちょうし、枯死する現象が認められ、問題になっている。そこで、的確な青枯病防除技術の確立のための基礎資料として、接ぎ木したトマトの発病過程を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 我が国の代表的な抵抗性台木品種LS-89(LS)、BF興津101号及び罹病性品種のポンデロ-ザ(Pon)に青枯病菌5菌株を断根接種して、各品種の感染・発病を調べた。また、LSとPonを組み合わせた接ぎ木苗に青枯病菌を接種して穂木の感染・発病を調査した。
  2. 罹病性品種ポンデロ-ザはいずれの菌株に対しても感受性で高率に発病して枯死する。一方、抵抗性台木品種LS-89及びBF興津101号はほとんど病徴を示さないが、約20~80%の個体は青枯病菌に感染する。(図1)
  3. 穂木/台木の組み合わせを Pon/Ponとした接ぎ木苗では全株萎ちょう及び枯死し、同様にLS/Ponは発病率、発病度とも高くなる(表1)。Pon/LSは接種14日後に約60%の個体が発病する。一方、LS/LSは無病徴感染しており、台木の無病徴感染により青枯病菌が穂木へ移行する。
成果の活用面・留意点
     抵抗性台木品種の無病徴感染による穂木の発病の可能性が明らかとなったので、今後、抵抗性台木品種を利用した防除を行う場合には、総合的な防除法の開発が必要である。
図表1 227487-1.gif
図表2 227487-2.gif
カテゴリ 病害虫 青枯れ病 台木 接ぎ木 抵抗性 トマト 品種 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる