| タイトル |
茶園での輪斑病潜在菌の年間消長 |
| 担当機関 |
野菜・茶業試験場 |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
秋田 滋
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
〔要約〕チャ輪斑病の茶園での潜在菌密度が秋から春にかけて高くなり、夏に低下する年間消長を明らかにした。茶園の防除経歴によりその消長パターンは異なる。春先の潜在菌密度が高くなると輪斑病が発生する可能性があるので整枝後に防除する。
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| キーワード |
チャ輪斑病、潜在菌密度、年間消長、潜在菌密度野菜・茶業試験場 茶栽培部 病害研究室
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| 背景・ねらい |
チャ輪斑病の発生は年次および地域により変動し、茶園間でもその発生様相は著しく異なり、突発的に多発生する。その発生変動要因を解明することにより長期的、短期的な発生の予測を可能にする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 農家茶園の健全茶葉を30日間風乾し、10日間湿室に入れることにより輪斑病潜在菌の検出が可能である。
- 農家茶園では輪斑病菌の強毒種Pestalotiops longiseta が潜在状態で通年、優占して存在し、潜在菌密度は秋から春にかけて高くなり、夏には低下する(図1)。
- 炭疽病のみを防除する茶園では秋~春にかけての輪斑病の潜在菌密度が高い状態となるが、4月まで高い状態で推移すると輪斑病が発生する。冬から春にかけて赤焼病も防除する茶園では輪斑病の潜在菌密度が低下し、輪斑病は発生しない(図1)。
- TPN剤、チオファネートメチル剤で炭疽病のみを防除する茶園では秋から春にかけて輪斑病の潜在菌密度の低下は顕著でないが、赤焼病防除のために銅カスガマイシン剤を12月と2月にも散布する茶園では春から夏にかけて輪斑病の潜在菌密度が低下する(図2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 越冬葉及び前茶期の摘採残葉での輪斑病の潜在菌密度により輪斑病の未発生茶園での発生を予測することが可能となる。
- 秋から春にかけて輪斑病の潜在菌密度が高くなっても発生しないことがあるが、整枝後には予防散布を行う。
- 殺菌剤の秋~春の散布は輪斑病潜在菌の密度低下に効果があると思われるが、殺菌剤の種類に注意する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
病害虫
炭疽病
茶
防除
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