| タイトル |
トロポロンを利用したイネ苗立枯細菌病発病苗の迅速診断法 |
| 担当機関 |
山形県立農業試験場病理昆虫部 |
| 研究期間 |
1990~1992 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1991 |
| 成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
本菌が産生する抗菌物質のトロポロンを利用した種籾からの菌の迅速 検出法については先に報告した。今回この方法が発病苗の診断にも適用 できることが明らかとなった(表1、 図1)。診断法は次のとおりである。
- Ayersらの液体培地(pH 6.8)にトロポロンを20ppmとなるように加える。
- 上記の培地に発病苗(十分に水洗し、籾、根、鞘葉を取り除いたもの)
の地際部1cmを入れ、30度C24時間以上振盪培養する。
- 培養後の培地から等量の酢酸エチルでトロポロンを回収する。
- 分光光度計で酢酸エチル溶液の紫外部吸収を測定する。
320nmの吸光度が1.2以上を示し、波長スキャンにより370,352,320nm に吸収極大が確認された試料を、苗立枯細菌病発病苗と診断する。 なお試料が苗立枯細菌病以外の場合は、320nmの吸光度が0.7以下である。
- 技術・情報の適用効果
選択培地や識別培地を用いて病原細菌を分離し、発病苗を診断する方法 では結果を得るまで4~5日間を要した。本法は2日間で苗立枯細菌病 発病苗を診断できる(図1)。
- 適用の範囲 : 全国
- 普及指導上の留意点
細菌性の発病苗(葉身基部の白化症状苗)で、本法によって苗立枯細菌病 と診断されなかった場合は、もみ枯細菌病菌による発病苗である可能性が 高いが、なお病原細菌の分離を行って確認する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
もみ枯細菌病
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