| タイトル |
チャ‘やぶきた’冬芽の暖地における休眠モデルの作成 |
| 担当機関 |
野菜・茶業試験場 |
| 研究期間 |
2000~2000 |
| 研究担当者 |
大前英
武田善行
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| 発行年度 |
2000 |
| 要約 |
〔要約〕暖地における‘やぶきた’冬芽の休眠は、日長の影響を強く受けて推移する。休眠予測からみた一番茶の萌芽の揃いが良くなるかどうかの境界は、種子島と名瀬の間に存在する。
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| キーワード |
暖地、‘やぶきた’冬芽、休眠、日長、萌芽の揃い、種子島、名瀬野菜・茶業試験場 茶栽培部 暖地茶樹育種研究室
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| 背景・ねらい |
沖縄等南西諸島においては、一番茶の萌芽が不揃いになり、低収と製茶品質の低下が問題となっている。その原因として冬季の休眠程度が浅いことが考えられることから、チャの休眠特性を明らかにすることは育種上重要である。そこで、‘やぶきた’を供試し、日長と平均気温をパラメーターとして休眠程度を推定するためのモデルを作成する。
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| 成果の内容・特徴 |
- ‘やぶきた’冬芽の休眠程度は、12月初旬から中旬にかけて急速に深まり、そのまま安定した状態で経過した後、2月初旬から中下旬にかけて徐々に浅くなり、3月下旬に萌芽する(図1)。
- 休眠の程度を、切り枝で25℃、14時間日長条件下での萌芽所要日数を指標に求めると、枕崎での休眠は、冬至前と後の日長と非常に高い負の相関関係が認められる(表1)。
- 平均気温と日長を説明変数に用いることにより、休眠入期の休眠程度はaT+bD+cで、また休眠脱期の休眠程度は dT+eD+f(T: 日平均気温℃、D: 日長時間)で推定できる。
- ‘やぶきた’での一番茶の萌芽の揃いの良さの目安となる萌芽所要日数7日の境界は、種子島と名瀬の間に存在すると推定される(図2)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 南西諸島等亜熱帯で‘やぶきた’の休眠程度の予測の参考資料となる。また年次変動要因を解析する参考資料となる。
- 本成果は‘やぶきた’を用いて得られたものであり、他の品種では同様の検討を行う必要がある。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
亜熱帯
育種
茶
品種
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