タイトル | 比抵抗トモグラフィ法によるフィルダム堤体挙動監視システム |
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担当機関 | 農業工学研究所 |
研究期間 | 2000~2002 |
研究担当者 |
黒田清一郎 中里裕臣 長束勇 畑山元晴 民間(新技術研究開発組合) |
発行年度 | 2000 |
要約 | フィルダム堤体の築造時にあらかじめ堤体全体を囲んで電極を埋設し、比抵抗トモグラフィ法を用いて、フィルダム堤体の貯水による浸透状況を2次元的に監視できるシステムの開発を行った。 |
背景・ねらい | 従来、築造後のフィルダムの安全監視は、堤体埋設計器の挙動観測や周辺地山ボーリング孔の水位観測等によって行われているが、堤体埋設計器は落雷や経年劣化により埋設後数年でその信頼性が落ちる場合がある。さらに、これらから得られるデータは点のデータであり、必ずしも異常箇所を特定するのに十分ではない。 そこで、地下の比抵抗分布を2次元的に把握できる比抵抗トモグラフィ法を用い、フィルダム遮水部およびその周辺部の温度分布や含水状態を比抵抗変化としてモニターすることによって、遮水部の浸透状況を2次元的に監視するフィルダム堤体挙動監視システムの開発を行った。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 周辺の地盤を含む3次元効果の影響について、さらに検討が必要である。。 |
図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
カテゴリ | 経年劣化 |