| タイトル |
アジア太平洋地域における農産物貿易の構造と動向の解明 |
| 担当機関 |
国際政策部 |
| 研究期間 |
2000~2002 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
2002 |
| 背景・ねらい |
アジア太平洋地域の農業は、農産物貿易を通じてわが国の食料市場に大きな影響を与えており、特に地域内の開発途上国は急激な人口増加と経済発展により、国際農産物市場に占める地位を急速に高めている。本課題では、このように重要性の増している同地域の途上国を中心に農産物需給や農業貿易の構造とその変動の背景を分析・考察し、わが国の食料需給展望に知見を提供する。 関連統計と既往文献の整理から、アジアの開発途上国を中心に穀物需給構造の解析を行なう。また、国際価格の歴史的展開や輸出入国の構造についても検討を加える。その他、確率的な世界穀物モデルの開発・利用により、国際的な穀物需給構造を定量的に明らかにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 東南アジア諸国を対象に、農業生産資源の存在量に対応した農業生産と食料需給構造の変化の方向性について、既往文献や諸統計に基づいて整理した。特に、インドネシアの食料需給の現状と、それを巡る関連政策に関する情報収集と検討を行なった結果、同国では米自給達成後に国内の米生産に対する政府支持の後退が影響し、稲作を中心に農業生産が不安定化し、食料供給力の脆弱性が問題となっていることなどを明らかにした。
- 多くのアジア開発途上国において主食となっている米を中心に、穀物の国際市場の歴史的展開過程を整理し、市場に内在する周期的な変化と傾向的変化について検討した。その結果、米の国際価格が他の穀物価格との間で連動性を維持しながら、実質ベースでは傾向的に低下し、周期的に見ると激しい上昇と下降を繰り返していることを明らかにした。
- 定量的アプローチとして、確率的穀物需給モデルを開発・利用した米の国際備蓄の効果分析として、(1)2000年~2020年の予測期間中に作柄係数を、正規乱数を用いて変動させたモンテカルロ実験により、国際価格の変動性に与える作柄変動の影響を測定した、(2)2000年~2005年の予測期間中に作柄を変動させる実験を行ない、米の国際備蓄の効果をシミュレーションした。後者の主な知見は、(1)毎年200万トンの備蓄の実施は米の国際価格の変動性を低下させる。(2)国際備蓄が穀物の国際価格水準に与える影響は小さい。(3)備蓄の実施は途上国の食料消費の変動性を低下させる効果を有し、この効果は豊凶変動が激しくなると増加する。
(図1)穀物の国際価格の推移(名目) (図2)世界の米輸出の推移
 注:ヒストグラムの下の値は予測価格の平均値 図3 確率的世界穀物需給モデルにより、作柄係数を変動させた需給シミュレーション例 (米の国際価格2000-2020年)
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| カテゴリ |
輸出
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