防草シートを利用した‘土佐文旦’園の下草管理法

タイトル 防草シートを利用した‘土佐文旦’園の下草管理法
担当機関 高知県農業技術センター果樹試験場
研究期間 1999~2000
研究担当者 真鍋 糺
日浦直之
発行年度 2000
要約 ‘土佐文旦’の樹冠下に厚さ1.0~1.5㎜のポリエステル不織布製防草シートを周年被覆することにより、除草作業が軽減できる。また、被覆による果実肥大・品質への悪影響はみられない。
背景・ねらい
樹園地の土壌および雑草管理は、除草剤処理や草刈り機等での刈り取りが主体となっている。環境保全面から除草剤の削減がいわれているが、草刈り機等による除草作業は重労働であり、それらに代わる除草作業の軽減策が求められている。
そこで、‘土佐文旦’園への防草シートの利用とそれによる果実肥大・品質に及ぼす影響を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 樹冠下に被覆した厚さ1.0~1.5㎜のポリエステル不織布製の防草シートは、設置後2年以上が経過した時点で、破損もみられず十分な抑草効果がある(表1)。
  2. 麻製の防草シート及び厚さ0.2㎜のポリエステル不織布製の防草シートは、風雨等の影響をうけて破損・劣化しやすく、耐久性が劣っている(表1)。
  3. ‘土佐文旦’の果実肥大については、各区とも同程度で推移しており、前述の防草シート被覆による悪影響はみられない(図1)。
  4. ‘土佐文旦’の果実品質については、前述の防草シート被覆により、糖度はやや高くなり、クエン酸含量に差はみられない(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 防除機械等が走行する所には、破損するため敷設しない。
  2. 防草シートの耐久年数は、Ⅰ区で使用したもので3年、Ⅱ区で使用したやや厚めのもので5年程度である。
  3. 防草シートの経費は、ほ場の40%に被覆したとすると、10a当たりⅠ区で使用したものが11万円、Ⅱ区で使用したものが15万円程度である。

図表1 228824-1.jpg
図表2 228824-2.jpg
図表3 228824-3.jpg
カテゴリ 病害虫 雑草 除草 除草剤 防除

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