光センサーを用いた水産物の品質評価

タイトル 光センサーを用いた水産物の品質評価
担当機関 静岡県水産試験場
研究期間 1999~2003
研究担当者 山内 悟
嶌本淳司
発行年度 2004
背景・ねらい 水産物にとって、脂肪含量や鮮度は重要な品質評価項目である。水揚げ時や流通過程においてこれらの客観的な評価や判断を行うことは重要であるが、化学分析などを必要とすることから、経験や勘に頼っているのが現状である。そこで、近赤外分光法を用いて、実際の流通現場などで非破壊で迅速に、脂肪含量や鮮度を評価できる測定方法を開発する。
成果の内容・特徴
  1. ポータブル型近赤外測定器によるマサバの鮮度測定法の開発
    近赤外法によりマサバ鮮度の非破壊測定を試みた。その結果、皮側からの完全な非破壊では難しいことがわかったが、内側からではある程度の精度で測定が可能と思われた。つまり、フィレーやブロックなど内部肉が露出したような状態のものであれば、近赤外分光法を用いて鮮度の非破壊測定が可能であると考えられた。ポータブル型によるフィレーのマサバの鮮度推定結果を図1に示した。
  2. ハンディー型近赤外測定器によるマアジの脂肪含量測定法の開発
    75個体の凍結魚および非凍結魚について、マアジの可食部脂肪含量を推定する検量線を作成したところ、R=0.94~0.96と精度良く推定することができた。ハンディー型による凍結マアジの脂肪含量推定結果を図2に示した。本測定器は750gと小型軽量で、わずか2秒間で測定結果が得られることから、実際の水揚げや流通現場での手軽な測定ができる実用器であると考えられた。ハンディー型近赤外測定器とマアジの測定方法を図3、図4に示した。
  3. ハンディー型近赤外測定器によるマアジ干物の脂肪含量測定法の開発
    マアジの加工品である干物についての脂肪含量を推定する検量線を作成したところ、R=0.93~0.94と精度良く推定することができた。
成果の活用面・留意点
  • 本事業の成果については、広報誌などを通じてPRを行う。
  • ハンディー型測定器によるマアジおよび干物の脂肪含量測定法については、ほぼ実用化に達したので関連業界への普及を図る。
図表1 229594-1.png
図表2 229594-2.png
図表3 229594-3.png
図表4 229594-4.png
カテゴリ 加工

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