| タイトル | マナマコの中間育成技術開発 |
|---|---|
| 担当機関 | 佐賀県玄海水産振興センター |
| 研究期間 | 1998~2005 |
| 研究担当者 |
岡山英史 佐賀県玄海水産振興センター 青戸 泉 藤崎 博 |
| 発行年度 | 2004 |
| 背景・ねらい | マナマコは佐賀県玄海域の重要な地先資源であり、放流効果調査の結果や漁業者からの情報で、種苗放流による増殖効果が期待できる魚種である。当センターの調査結果では、体長40mm前後の大型種苗の放流が効果的であるが、陸上水槽で大型種苗まで中間育成する場合、管理に多大の労力・経費が掛かる。 粗放的な中間育成技術を開発するため、築堤式増殖場(図1)にモジ網製の囲い網を設置して付着器の設置方法、マナマコの収容サイズ、収容密度、餌料等について検討した。 |
| 成果の内容・特徴 | 囲い網は一辺5m、高さ1.7mのモジ網製(180経)で、付着器は種苗生産に用いる採苗器(塩ビ製付着板、長さ40cm×巾32cm、10枚で1セット)を50セット斜めに傾けて重なるように設置した(図2)。 餌料は、中間育成当初は付着器に繁茂した付着珪藻のみとし、1ヶ月後から冷凍ワカメ、配合飼料を週1回ずつ給餌した。 アオナマコは体長15mm前後、付着板1枚当たり120尾程度で中間育成を開始し、約5ヶ月後には平均体長40~60mmの大型種苗を50~60%の生残率で生産できるようになった(囲い網底面1m2当たり145尾、図3、4はその1例)。 アオナマコは体長30mm程度に成長すると付着器から離れ、底質等に自然に繁茂した藻類などを摂餌しているのが観察され、底質の砂が中間育成に有効であった。 一方、アカナマコはアオナマコと比較して付着器への依存度が高く、底質への移動が見られないため、効果的な中間育成のためには、アオナマコより低密度での収容、給餌量の調整等が必要である(表1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | マナマコの放流用大型種苗の中間育成技術開発は、資源添加が効果的に行えることから、マナマコ資源の増大が期待できる。 |
| 図表1 | ![]() |
| カテゴリ |
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