| タイトル | 有明海における浮きガザミの「たも網」及び「すくい網」による漁獲実態について |
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| 担当機関 | 熊本県水産研究センター |
| 研究期間 | 2000~2004 |
| 研究担当者 |
山下博和 糸山力生 内川純一 平山泉 |
| 発行年度 | 2004 |
| 背景・ねらい | 熊本有明海及び天草有明海域において、夜間海面に浮上した「浮きガザミ」を漁獲する漁法が盛んに行われるようになり、その後、漁業者のみならず遊漁者まで漁獲するようになった。 「浮きガザミ」は雌の割合が大きく、漁獲のピークとなる5月から7月にかけてはガザミの産卵期に重なることから、ガザミ資源に対する圧力が懸念され、早急な対策が必要となっていた。 そこで、熊本県有明海区漁業調整委員会では、平成12年に6月1日から15日まで「たも網及びすくい網によるガザミの採捕禁止」を指示した。 当水産研究センターでは、当該指示と併せ、次年度以降のガザミ資源保護をさらに進めるため、有明海における当該漁法の漁獲実態について調査してきた。 |
| 成果の内容・特徴 | 市場調査の結果、6月上中旬に漁獲されるガザミは大型の雌が9割を占め、さらに抱卵率も高く、ハッチアウト寸前の卵を持ったガザミが多かった。(図1,2)
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| 成果の活用面・留意点 | 本調査結果により効果的な指示の禁止期間は6月上中旬であることが示唆され、熊本県有明海区漁業調整委員会では、平成13年から禁止期間を6月1日から30日までとし、また天草不知火海区漁業調整委員会においても平成15年から同様の指示を出している。 市場調査等の結果から、「浮きガザミ」の漁獲実態が明らかになったが、指示期間中も指示区域外での漁獲は依然行われており、現段階ではガザミ資源の保護が完全に行われているとは、言い難い状況にある。 今後は、漁業者、遊漁者個人、または漁協単位で実施できるような「抱卵ガザミの蓄養技術」を開発・普及することで、水揚げ前にガザミが抱えている卵を海に放出させ、これまで無駄になっていた新規資源を保護する取り組みを推進して行くことが必要である。 |
| 図表1 | ![]() |
| カテゴリ |
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