| タイトル | 周防灘における小型底びき網の漁獲物と投棄魚の変遷 |
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| 担当機関 | 山口県水産研究センター |
| 研究期間 | |
| 研究担当者 |
木村 博 檜山節久 |
| 発行年度 | 2005 |
| 背景・ねらい | 周防灘においては多くの魚介類の漁獲量のみならず、ノリ養殖業の生産量も減少していることから、その原因の究明が急務となっている。そこで小型底びき網に入網する漁獲物及び投棄魚の長期間のデータに基づき、動物相変化の特徴と変化が始まった時期とを明らかにして、原因について考察することを目的とした。 |
| 成果の内容・特徴 | 2002年までの19年間の投棄魚について、種組成比の変化は「著減型」、「減少型」、「増加後減少型」、「増加型」の4型に類型化できること、及び変化の始まった時期は1986年~1989年及び1992年(図1)であったことを見出した。漁獲物CPUEの変化が始まった時期はこれより若干遅れた。漁獲対象種22種のCPUEの増減(表1)及び投棄魚107種の上記の類型化(表2)から、近年の周防灘における小型底びき網に入網する底生動物の変化は、巨視的には魚類及び貝類の減少と甲殻類及び頭足類の増加が特徴であることを見出した。 このことは同海域では成熟までの時間が短く、かつ寿命が短い生物が繁栄していることを示唆していると考察した。このような現象は、漁獲圧が過大である場合に認められるものの、当該海域を含む山口県瀬戸内海では漁獲圧の指標となる小型底びき網漁船の出漁日数が半減(1984年165,972日→2002年83,240日)していることから、海域の生産力自体が減少したことによる相対的な漁獲圧増加の可能性があると考察した。 |
| 成果の活用面・留意点 | 今後、魚種ごとの詳細な解析、及び環境要因の時系列データとの照合を進めることにより、周防灘における漁獲量減少の原因究明及び改善策の立案に資する。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| 図表3 | ![]() |
| カテゴリ |
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