| タイトル | 定置網(モデル網)の側張りワイヤー強度試験 |
|---|---|
| 担当機関 | 神奈川県水産技術センター |
| 研究期間 | 2003~2005 |
| 研究担当者 |
石戸谷博範 |
| 発行年度 | 2005 |
| 背景・ねらい | 流況観測と回流水槽実験より側張りに作用した最大力積個所を判定、そのワイヤーロープを交換し破断荷重試験を実施した。結果は初期強度を上回ったが、内部性状変化と過去の破断事例より7~8年での交換を推奨した。 |
| 成果の内容・特徴 | 方法 米神漁場近傍の江之浦沖流況観測点における流況連続観測を実施し、その流況記録と回流水槽実験の結果より各部に作用した張力の力積を積分した。最大力積値となった運動場沖側の側張りワイヤーロープを交換し、破断荷重試験等を実施した。 結果 流況観測点の6年間の流れの記録と回流水槽による実験結果から側張りに作用した力積値(図1)を求めて、疲労が最も大きい個所を運動場沖側のロープ(径40mmWR)と判定し、また、その力積値は、径40mmWRの事例に達してはいないが、大事をとり、同個所のワイヤーロープを交換した。(なお、この例では、7-8年で力積値が破断事例のラインに達すると推定される)。さらに同ロープの残存強度試験を行ったところ、最も大張力及び波浪による振動が発生する台浮子下の屈曲部(径40mm)=105.8%(JIS初期強度を100%とする)、屈曲半径の小さい台浮子下エンドレスワイヤー部(径40mm)=111.3%(図2)であり、最も疲労した台浮子下屈曲部でも、JIS初期強度を上回る値を示すことが分った。しかし、屈曲部・圧迫部ではワイヤーロープ内部の油脂が表面に滲み出しており、強度低下に至らずとも性状変化が確実に進行していることが判明した。 |
| 成果の活用面・留意点 | 覆の痛みや急潮、波浪による損傷に十分注意しながら、過去の破断事例等を考慮して、他の個所も7~8年以内を目途に交換を進めることが適切である。 |
| 図表1 | ![]() |
| 図表2 | ![]() |
| カテゴリ |
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