| タイトル | マブシがニシン卵の発生に及ぼす影響について |
|---|---|
| 担当機関 | 独立行政法人水産総合研究センター宮古栽培漁業センター |
| 研究期間 | 2006~2010 |
| 研究担当者 |
大河内裕之 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | ニシンの受精卵管理基質として一般的に使用されているマブシを用いると,おおむねふ化率が40%以下と低くなることが知られている。そこで1)10トン水槽にマブシを50本垂下する区(マブシ区),2)マブシ区と同量の錘(鉛)を垂下しマブシを1本収容した区(鉛区),3)マブシ1本のみを垂下した区(対象区)の3試験区をもうけ,発眼時の発生状況及びふ化率を比較した。 |
| 成果の内容・特徴 | 試験の結果,各試験区のふ化率はマブシ区が2.4%,鉛区が49.0%,対象区が39.9%となり,マブシ区のみでふ化率の低下が認められた。また,卵の観察からマブシ区では発眼卵期以降に発生の停滞が確認された(写真2,3)。このようにマブシの本数が多い試験区で影響が大きいことや卵の付着部位ごとに観察すると芯材に近い部分で上記の状況が顕著である傾向が認められることから,芯材として用いられている銅線がニシンの卵発生に大きな影響を与えていることが示唆された。以上のことから,マブシを用いた受精卵管理でふ化状況を改善するには1)マブシの収容本数を低減する,2)換水率を高め,管理水の交換を早くする,3)芯材をステンレス等に変更する等の対策が必要であると考えられた。 |
| 成果の活用面・留意点 | マブシを用いることによるふ化率低下の原因を明らかにした。 マブシを用いた卵管理の改善点を提起した。 今後,ニシン卵の銅イオンに対する影響を詳細に検討する必要がある。 |
| 図表1 | 229841-1.pdf |
| カテゴリ |
| 省力型3次元電気探査法 |
| 関東平野中央部の地下地質構造を解明する40万年前の火山灰 |
| リル網が発達した農地からの流出土砂量の予測法 |