| タイトル | LAMP法による貝毒原因プランクトンの簡易検出・同定法の開発 |
|---|---|
| 担当機関 | 他 |
| 研究期間 | |
| 研究担当者 |
坂本節子 山口峰生 松山幸彦 長井 敏 長崎慶三 板倉 茂 |
| 発行年度 | 2006 |
| 背景・ねらい | 近年、我が国沿岸域では、これまでに発生例の無かった有毒プランクトンによる貝毒現象が報告されるようになった。細胞密度が比較的低い状況でも貝類の毒化を引き起こす貝毒原因プランクトンのモニタリングでは、プランクトンの形態的特徴を基にした種の同定が必要なため、担当者の経験・技術に依存する割合が多く、迅速・精確な検査結果を得ることが困難な場合が多いのが現状である。そこで我々は、分子生物学的手法を応用し、有毒プランクトンモニタリング技術の高度化(迅速・簡便・精確な種同定・検出・定量技術の確立)を目指した研究を推進し、我が国沿岸で麻痺性貝毒の原因となるAlexandrium tamarense, A. catenella, A.tamiyavanichiiの3種について、高度な形態分類学の知識・技術を必要としない簡易検出・同定法を開発した。 |
| 成果の内容・特徴 | LAMP法は栄研化学が開発した等温遺伝子増幅法の1種であり、精確な温度制御を行うサーマルサイクラー等の高額な機器を必要とせず、非常に短時間に(1時間以内)ターゲットとする遺伝子の有無を確認できる特徴を持っている。今回、LAMP法を利用することにより、我が国沿岸で麻痺性貝毒の原因となるAlexandrium tamarense, A. catenella, A.tamiyavanichiiの3種を検出・同定する方法を開発した。本方法を利用すれば、モニタリング担当者の経験・技術に関わらず、貝毒の原因となる植物プランクトンを迅速・簡便・精確・安価に検出・同定できると考えられる。 |
| 成果の活用面・留意点 | ・これまでに貝毒の発生が確認されモニタリングが実施されている現場に、今回開発した簡易検出・同定キットを配布することで、モニタリング精度を上げると共に貝毒発生の危険性を迅速に察知することが可能になる。 ・近年新たに確認されるようになった新奇種を中心とする有毒プランクトンについて今回の方法を適用することで、これまで不明であった、新奇種の出現動態と環境との関係が明らかになる。 |
| 図表1 | 229857-1.pdf |
| カテゴリ | モニタリング |
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