ベネデニア症に対するブリ類の宿主抵抗性に関するQTL解析

タイトル ベネデニア症に対するブリ類の宿主抵抗性に関するQTL解析
担当機関 独立行政法人水産総合研究センター五島栽培漁業センター
研究期間 2000~2000
研究担当者 大原恵理子(東京海洋大学)
長倉義智(五島栽培漁業センター)
発行年度 2006
背景・ねらい
ベネデニア症は、淡水浴等により原因寄生虫であるハダムシを駆除することで防除できる。しかし、この防除作業は頻繁に行う必要があり、また、防除のタイミングを逸すると魚体に重大なダメージを与えるため、養殖場では防除に大変大きな労力とコストをかけているのが現状である。このため、防除作業の軽減が望まれている。本研究では、本症に対する宿主抵抗性に関与する遺伝子座の探索を目的とした。

成果の内容・特徴 ハダムシは養殖魚ではブリ属のみに寄生するが、感受性が魚種によって異なるため、感受性が異なる2つの種(ブリとヒラマサ)を交配させた集団を用いてQTL解析を行った。すなわち、ブリ(雌)とヒラマサ(雄)の交配により作出したF1とF2において、すでに作製したブリの連鎖地図より各連鎖群(LG)から適切なマーカーを選び出し、各個体の表現型とマーカー分離型の遺伝状況との関連性を解析した。その結果、F1の解析では2つの連鎖群上に、F2の解析ではその他に4つの連鎖群上に、ベネデニア症に対する宿主抵抗性に関与する候補領域の推定に成功した。

成果の活用面・留意点
ベネデニア症に対する宿主抵抗性に関与する候補領域を見出したことで、この候補領域のマーカーを指標にしたブリの選抜育種(マーカーアシスト選抜育種)の可能性が高くなった。

また、本研究で作製したブリの遺伝子連鎖地図は、今後のブリのゲノム研究および分子育種研究に活用できる。


図表1 229876-1.pdf
カテゴリ 病害虫 育種 コスト 抵抗性 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる