駆け廻し式底びき網(カニ網)の大型クラゲ混獲防除網の開発

タイトル 駆け廻し式底びき網(カニ網)の大型クラゲ混獲防除網の開発
担当機関 京都府立海洋センター
研究期間 2004~2004
研究担当者 京都府立海洋センター海洋調査部資源管理グループ
山崎 淳
発行年度 2007
背景・ねらい
 底びき網漁業では、大型クラゲの大量入網による破網、揚網や選別時間の遅延および漁獲物の鮮度低下等の被害が発生している。とくに、本漁業で最も重要なズワイガニ漁でこのような被害が及ぶことは、漁業経営にとって極めて深刻な問題となっている。そこで、ズワイガニ漁で使用するカニ網を対象に大型クラゲ防除網の開発を行い、漁業被害の軽減を図る。

成果の内容・特徴 ○3種類の異なる目合(50, 60, 80 cm)の仕切網を用いて試験操業を行った結果、ズワイガニ、アカガレイの漁獲割合はそれぞれ98.6~99.0%、79.0~88.2%で、目合が大きいほどその割合は高くなる傾向がみられた。
○大型クラゲの排出割合は38.0~86.4%で、目合が小さいほどその割合は高くなる傾向がみられた。
○傘径1 m近い大型個体の排出割合はほぼ100%であったが、傘径約50cm未満の小型個体や傘が壊れた破片の排出割合は低かった。

成果の活用面・留意点
○大型クラゲ防除網を導入することにより、次のような効果が期待できる。
 *破網などの漁具被害および揚網、選別作業の軽減
 *漁獲物の鮮度維持
○商品価値が最も高い甲幅13 cm以上の雄ガニをより確実に漁獲する目合(80 cm)と大型クラゲの排出割合をより高める目合(50 cm)が異なるため、仕切網の目合は入網する大型クラゲの大きさや量により、臨機応変に対応することが望まれる。


図表1 230022-1.pdf
カテゴリ 病害虫 経営管理 防除

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