| タイトル | 山形県における底びき網漁業重要魚種当歳魚の月別生息水深 |
|---|---|
| 担当機関 | 山形県水産試験場 |
| 研究期間 | 2008~2008 |
| 研究担当者 |
海洋資源部 阿部信彦 |
| 発行年度 | 2008 |
| 背景・ねらい | 漁業資源を持続的・安定的に利用するうえで、幼稚魚の保護は重要であるが、そのためには、まず、それらの生息場所等を明らかにし、その状況に合った対策を立てる必要がある。そこで、当県における底びき網漁業の重要魚種(ハタハタ、マダラ、キアンコウ、マガレイ、ヤナギムシガレイ、ムシガレイ)について、当歳魚の月別生息水深を調査した。 |
| 成果の内容・特徴 | 1.山形県鶴岡市加茂沖において、2004年から2008年まで毎年4月から9月に漁業試験調査船最上丸で延べ262回の試験操業を行い、漁獲物を測定した。調査した水深帯は40~180mで、漁具は網口開口板付き自家用餌料びき網(片袖15m、間口高1.05m、コッドエンド目合4mm角目)を用い、船速1.5ノットで1回当たり20分間曳網した。 2.調査期間中における当歳魚の総採集尾数は、ハタハタが5,850尾、マダラが133尾、キアンコウが757尾、マガレイが1,900尾、ヤナギムシガレイが166尾、ムシガレイが173尾であった(表1)。 3.各当歳魚の主な月別生息水深は、ハタハタは5~7月・水深80~160m、マダラは6~7月・水深100~160 m、キアンコウは7~9月・水深120~160 m、マガレイは7~9月・水深120~160 m、ヤナギムシガレイは4月・水深100 m及び7~9月・水深120~160 m、ムシガレイは8~9月・水深120~160 mであり、水深80~160mの底びき網漁場「あら場」は重要魚種当歳魚の成育場であることが確認された(図1)。 |
| 成果の活用面・留意点 | 1.採集した対象魚種が当歳魚であるかの判断は、報告されている1歳魚の体長から推定し、ハタハタは60mm、マダラは180mm、キアンコウは100mm、マガレイは65mm、ヤナギムシガレイは80mm、ムシガレイは80mm以下を基準に、採集時期等を考慮して判断した。 2.この調査結果は、山形県小型機船底びき網漁業包括的資源回復計画(2008年1月9日策定、目合い拡大による小型魚保護と資源の底上げを目的とする。)策定の基礎資料として活用され、水深80~200mで操業する場合のコッドエンド目合が1寸5分から1寸7分へ拡大された。 |
| 図表1 | 230097-1.pdf |
| カテゴリ | 馬 |
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