有明海湾奥部における土砂動態シミュレーション

タイトル 有明海湾奥部における土砂動態シミュレーション
担当機関 水産土木工学部
研究期間 2008~2010
研究担当者 中山哲厳
八木宏
発行年度 2008
背景・ねらい
アサリ等貝類の漁獲量が激減している有明海では,底質の細粒化がその原因の一つとして指摘されているものの細粒化の仕組みはまだ明らかにされていない.本研究は,そのベースとなる有明海湾奥部の土砂動態(特に,筑後川から供給された細粒土砂の行方)を,河川~極浅海域(干潟・澪筋)~沿岸域を一体として扱えるシミュレーションモデルを用いて検討した.
成果の内容・特徴 有明海特有の水理抵抗(ノリ養殖柵等)などを現地計測によって明らかにした上で,超並列計算機(東工大・TSUBAME・日本最速スーパーコンピューター)と非構造格子型流動モデルを組み合わせることで河川~極浅海域(干潟・澪筋)~沿岸域を一体として扱える数値シミュレーションを作成,筑後川起源の細粒土砂成分の有明海湾奥部干潟域における輸送ルートを示した.
成果の活用面・留意点
劣化が著しい有明海の環境構造解明につながると同時に,貝類漁場再生のため行われている覆砂事業の効果予測やその適地を選定するための支援ツールとなるものと考えられる.

図表1 230151-1.png
図表2 230151-2.png
図表3 230151-3.png
カテゴリ 動態シミュレーション 輸送

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる