追い移植による肉用牛の双子生産

タイトル 追い移植による肉用牛の双子生産
担当機関 東北農業試験場畜産部家畜繁殖研究室
研究期間 1988~1992
研究担当者
発行年度 1992
要約 人工授精した牛への胚移植(追い移植)によって、受胎率と胚生存率の向上が達成されることが実証され、高い安定した子牛生産が得られた。
背景・ねらい 胚移植による双子生産は、肥育素牛の効率的な増殖と低コスト生産を可能にするが、
早期胚死滅の発生率が高いことなどの理由により、必ずしも期待した経済的効果を
あげていない。そこで、追い移植による子牛生産性を両側子宮角移植による結果と
比較し、併せて移植胚の種類による生産性の違いについても比較検討した。
成果の内容・特徴 体外受精胚及び過剰排卵処置7日後に回収した生体内受精胚を人工授精後に追い移植、
あるいは両側子宮角に移植し、移植後20、40、60、80日目に超音波診断装置によって
胚の着床過程を追跡した。受胚牛には黒毛和種経産牛を主として用い、両側子宮角移植では
原則として黄体側子宮角に2胚、非黄体側子宮角に1胚移植した。追い移植では
人工授精後6~9日目に非黄体側子宮角に1~2胚移植した。体外受精胚、凍結胚
及び低温保存胚を、生体内受精胚は新鮮胚を用いた。
  1. 移植後80日までの胚生存率は、非黄体側へ移植したにもかかわらず、追い移植の方が
    両側子宮角移植と比較して高い値で推移した
    (図1)。
  2. これを胚の種類別に見ると、どちらの移植方法においても生体内受精胚が、
    体外受精胚と比較して高い胚生存率を示した
    (図2)。
  3. 子牛の生産性は胚生存率同様、生体内受精胚の追い移植で最も高く、
    移植後80日以降の流産発生率は両側子宮角移植で高かった
    (表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 生体内受精胚の追い移植は、より安定した双子生産を可能とし、
    肉用牛増産の有効な技術として活用できる。
図表1 230289-1.gif
図表2 230289-2.gif
図表3 230289-3.gif
カテゴリ 低コスト 肉牛

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