リンドウのべたがけ利用による簡易順化法

タイトル リンドウのべたがけ利用による簡易順化法
担当機関 東北農業試験場
研究期間 1992~1995
研究担当者 岡田益己(東北農試)
佐久間光子(福島農試)
発行年度 1992
要約 ガラス温室内でセル容器、べたがけ、底面給水用マットを組み合わせることによって、省力的に順化を行うことができる方法を開発した。これによって、リンドウ培養苗の大量順化が容易になった。
背景・ねらい 組織培養技術を用いてクローン増殖した培養苗は、特殊環境下で生長しているため、
軟弱で急激な環境の変化に順応できず、順化時の水分調節のためにきめ細かい管理を
必要とする、特に、リンドウは順化が困難な作物である。ガラス温室内で培養苗の
大量順化にあたって、簡易で省力的な順化方法の確立が望まれる。
成果の内容・特徴
  1. 簡易順化装置は、セル容器(30cm x 60cm、51セル)+べたがけ資材+底面給水用マットで
    構成されている(図1)。底面給水用マットと
    べたがけ資材によって空間を作り、べたがけ資材の通気性によって温度・湿度を
    適切に調節する。
  2. 生存率は90%程度と高く(表1)、従来までの
    ビーカー被覆法(ドーム法)とほとんど変わらない。
  3. 地下部の生育は慣行法と差異がないが、地上部の生育は草丈が高くなり、差異が
    認められた(表1)。
  4. べたがけを除去するまでの2週間、1日1~2回かん水以外に管理作業は、特になく省力化
    できる。
成果の活用面・留意点
  1. 管理作業が省力化できるので、リンドウ培養苗のガラス温室内等での大量順化は、
    容易になる。
  2. 成型苗生産のためには、さらに順化用土、セル容器のサイズについて検討を要する。
  3. 真夏の強光下に行う場合は、順化開始後3日程度、べたがけの上に黒寒冷紗を補助的に
    被覆する。
  4. べたがけの被覆時期は、2週間程度を目安とする。除去するのは出来ればできれば
    曇天時がよい。
図表1 230350-1.gif
図表2 230350-2.gif
カテゴリ 省力化 りんどう

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる