田畑輪換によるニンニクのイモグサレセンチュウの防除

タイトル 田畑輪換によるニンニクのイモグサレセンチュウの防除
担当機関 青森県農業試験場
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 ニンニクのイモグサレセンチュウ多発圃場における田畑輪換による防除効果を検討したところ、水稲を2~3年作付けし、種子消毒をすればかなり被害軽減できる。
背景・ねらい ニンニクのイモグサレセンチュウは収穫後の鱗球を腐敗させて、
商品価値を極端に低下させる被害の大きい害虫である。
薬剤のみによる完全防除は困難で、
特に一旦被害が発生した圃場では土壌消毒の技術がなかったため、
ニンニクの作付を放棄しなければならなかった。そこで、
汚染圃場で田畑輪換によるイモグサレセンチュウに対する防除効果を検討
したところ有効であることが判明した。
成果の内容・特徴
  1. 高度汚染圃場で水稲を2~3作すると、被害が軽減される。
    (表1)
  2. 水稲の作付けによる田畑輪換とチウラム・ベノミル水和剤による種子消毒を
    併用すると防除効果が安定する。
    (表1)
  3. 汚染程度の低い、人為的に汚染させた農試場内の圃場では、
    ニンニクの収穫から植付けまでの50日間の短期湛水処理でも被害が軽減される。
    (表2)
成果の活用面・留意点 水稲の作付けによる湛水処理だけではイモグサレセンチュウの根絶は
困難であるので、チウラム・ベノミル水和剤による種子消毒は必ず併用する。
自然発生圃場での短期湛水処理の効果は未検討であるので、
水稲を2作以上作付することが望ましい。
図表1 230546-1.gif
図表2 230546-2.gif
カテゴリ 病害虫 害虫 種子消毒 水稲 土壌消毒 にんにく 防除 薬剤

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