| タイトル |
育苗用シートを利用した床土による乳苗育苗 |
| 担当機関 |
宮城県古川農業試験場 |
| 研究期間 |
1994~1994 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1994 |
| 要約 |
乳苗の育苗用床土として水田土、山土および人工粒状床土は、育苗箱の底に耐水紙や育苗シートを敷くことによって十分な苗形質とマット強度が得られ、ロックウール培地に比べて移植精度が勝り、資材費は安価となるので、乳苗育苗に利用可能である。
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| 背景・ねらい |
乳苗移植栽培法については、 ロックウール培地利用による育苗が一部の農家で試験的に導入されている。 しかし、慣行栽培法に比べて移植精度が低下しやすく、 経済性が向上しない事例もあるので、稚苗育苗で使用されている水田土、 山土および人工粒状床土について乳苗育苗にも利用可能かどうか検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 乳苗育苗床土として水田土、山土および人工粒状培土の利用が可能である。
- 移植時のマット強度を向上させるため、
育苗箱の底に耐水紙または育苗用シートを敷いて、箱当たり1.5~3.0kg (厚さ10~20mm)を土詰めする。
- 移植時の苗質は草丈、葉齢ともの乳苗としての苗質を確保し、
マット強度もロックウール培地より勝るとも劣らない。
- 移植精度はロックウール培地に比べていずれの床土も植付精度が高く欠株率も少なく、
本田生育も旺盛である。
- 窒素の施用は生育を早めるがマット強度が低下するので多用は避ける。
燐酸、加里の施肥(0.5~1.0g/箱)はマット強度の増強に有効である。
- 育苗経費の軽減にも有効である。
表1. 水田土、山土、人工床土利用による乳苗育苗と経費 表2. 乳苗床土への水田土利用 表3. 乳苗用床土としての水田土量 表4. 乳苗用床土としての水田土への施肥量と生育
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| 成果の活用面・留意点 |
- 水田土、山土は稚苗用として使用できるもので、稚苗の場合と同様に土壌消毒、pH、
肥料、粒度等の調整を行う。
- 耐水紙の商品名はカルネッコ、育苗シートは三洋育苗シート、
人工粒状床土はくみあい合成粒状培土である。ただし、 カルネッコの場合は床土量を20mmとする。
- 以上以外の乳苗栽培法についてはロックウール培地利用の基準(平成6年度普及参考事項)
に準ずる。
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| 図表1 |
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| カテゴリ |
肥料
育苗
水田
施肥
土壌消毒
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