「まいひめ」、「ふくひびき」で単収1トンを記録した栽培事例

タイトル 「まいひめ」、「ふくひびき」で単収1トンを記録した栽培事例
担当機関 福島県農業試験場冷害試験地
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 福島県で新たに採用した「まいひめ」、「ふくひびき」の栽培試験でaあたり 100kgを収穫した。この時の両品種の平方メートルあたりの籾数が 4.9万~5.3万粒、登熟歩合が 85%以上であった。
背景・ねらい 福島県における水稲の反当収量は、銘柄米の作付や気象変動によって停滞している。
そこで、平成5年に、掛け米の加工適性に優れた多収品種「ふくひびき」を、
平成6年に良食味で多収な早生品種「まいひめ」を奨励品種に採用し、
多収を試みた。
成果の内容・特徴
  1. 平成6年度の栽培試験のaあたり収量は、「まいひめ」が 84~102kg、
    「ふくひびき」が 83~100kgである。
  2. 「まいひめ」でaあたり収量 100kgを得た収量構成要素は、
    それぞれ平方メートル当たり穂数が 551本、589本、
    平方メートル当たり籾数が 4.9万粒、5.3万粒、登熟歩合が 91%、85%、
    玄米千粒重が 22g、21.7gである。
  3. 「ふくひびき」でaあたり収量 100kgを得た収量構成要素は、
    平方メートル当たり穂数が 453本、平方メートル当たり籾数が 4.9万粒、
    登熟歩合が 86%、玄米千粒重が 24.3gである。
  4. 時期別乾物生産割合は、「まいひめ」が穂揃期~成熟期、
    「ふくひびき」が幼穂形成期~穂揃期までの割合が高い。
  5. 「まいひめ」、「ふくひびき」の平方メートルあたり養分吸収量は、
    それぞれ窒素が 18.3g、15.0g、リン酸が 9.8g、9.4g、
    カリが 20.2g、17.6g、ケイ酸が 164g、147gである。
  6. 玄米生産効率(玄米重/窒素吸収量)は、「ふくひびき」が良い。
    表1. 収量100kg/aを得た耕種概要
    表2. 収量100kg/aを得た収量構成要素
    表3.熟期の乾物重および養分吸収量
    表4. 平成6年度の気象条件
成果の活用面・留意点
  1. 「ふくひびき」は耐冷性が「やや弱」なので、幼穂形成期以降の冷温に注意する。
図表1 230580-1.gif
図表2 230580-2.gif
図表3 230580-3.gif
図表4 230580-4.gif
カテゴリ 加工適性 水稲 品種 良食味

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