1994年岩手県におけるイネ内穎褐変病の発生と対策

タイトル 1994年岩手県におけるイネ内穎褐変病の発生と対策
担当機関 岩手県立農業試験場
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 異常高温の1994年、岩手県においてイネ内穎褐変病の発生を確認した。発生は全県に及んだが、発生程度は軽微であった。発病籾由来の玄米は茶米などの被害粒となったが、1.9mmの篩いで粒厚選別すると被害粒除去が可能である。
背景・ねらい 1994年の稲作は記録的な大豊作となったが、気象的には異常高温年であった。
高温年に本田において立毛中に特異的に発生するイネ細菌病の一つに内穎褐変病
があり、本年は岩手県でも発生が広くみられた。本県での発生実態や玄米品質への
影響等被害についてはこれまで明らかでなく、
被害対策を含めて検討する必要があった。
成果の内容・特徴
  1. 岩手県の発生実態:県内51市町村(調査全地点)で発生を確認し、
    発病籾からの分離細菌をイネ内穎褐変病として同定した。
    発生圃場率は任意抽出358筆中75%であったが、
    いずれも発生程度は軽微であった。岩手農試場内でうるち11、もち4計15品種について
    発生を調査したところ、全品種で発病を認めた。
    発病籾率は高いものでも2%弱であった。(
    表1,
    表2)。
  2. 被害(玄米品質への影響):内穎褐変の程度が高いほどしいなが増加する。
    稔実しても茶米、死米などの被害粒が発生する
    (表3)。
  3. 被害粒の除去対策:被害粒のほとんどが粒厚1.9mm未満に分画されるため、
    内穎褐変籾が多い場合は粒厚選別(1.9mm以上)して被害粒を除去する
    (図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 本病はa)高温年に特異的に発生する病害であること、
    b)発病籾率は最大でも2%に満たないこと、およびc)粒厚選別(1.9mm以上)で被害粒を除去
    できることの理由から立毛中の薬剤防除は特に必要としない。
  2. 発病による減収程度については明らかにできなかった。
  3. 岩手農試場内の調査結果から、発病穂率(X)と発病籾率(Y)に高い相関がある。
    Y=0.0345X-0.0618 (r=0.8854******)
図表1 230625-1.gif
図表2 230625-2.gif
図表3 230625-3.gif
図表4 230625-4.gif
カテゴリ 病害虫 品種 防除 薬剤

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