タイトル | Cylindrocladium floridanum によるソラマメ黒根病(新病害)の発生 |
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担当機関 | 東北農業試験場 |
研究期間 | 1994~1994 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1994 |
要約 | 春播ソラマメに発生した急性落葉症状はCylindrocladium floridanumによる土壌伝染性病害であることが明らかとなり、ソラマメ黒根病と命名した。本病は、育苗土汚染・圃場土汚染何れでも発病する。 |
背景・ねらい | 近年、東北各地で冷涼な気候を利用して産地化されている春播ソラマメに発生した 急性落葉症状の病原と発生源を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 | 1991年に発生したソラマメの急性落葉症状はCylindrocladium floridanumによるものであった。 我が国ではソラマメの病害としては記載がない新病害であることが明らかとなり、 ソラマメ黒根病と命名した。
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成果の活用面・留意点 | 病原が同定されたことで、診断・防除法の開発に役立つ。 また、伝染経路が明らかになったことにより被害の拡大防止に役立つ。 本病の症状は、インゲンマメ黄斑モザイクウイルスによるモザイク病に似ているが、 症状が下葉から現れること、茎葉やさやに壊死斑を生じないなどの点 および地下部症状の有無により区別できる。 また、ポリマルチにより発病が助長されることがある。 |
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
カテゴリ | 病害虫 育苗 いんげんまめ そらまめ ばれいしょ 防除 |