パイプハウスと遮光フィルムを利用した直播ネギの6〜7月収穫技術

タイトル パイプハウスと遮光フィルムを利用した直播ネギの6〜7月収穫技術
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1994~1996
研究担当者
発行年度 1994
要約 パイプハウスに12月中旬にネギを直播し、収穫予定の30~40日前に遮光フィルムを用いて軟白することにより、6~7月に収穫が可能となる。品種は「金長3号」、「元蔵」等が適し、株間5cmの栽植密度では6月下旬、株間3cmでは7月上旬までに収穫可能となる。
背景・ねらい 夏期に収穫される品質の良いネギは、出荷量が少ないため近年高価格で取引
されている。従来、夏期の収穫のためには極晩抽性品種を用いたり、春期に花らいを
摘除する必要があった。そこで、初期生育は緩慢だが生育中期以降の肥大速度が早い
直播ネギの特性を利用して、パイプハウス内で栽植密度を高め秋冬期用の品種でも
早期抽台をさせず、また軟白に遮光フィルムを用いる省力的な夏どりネギの作型を
検討した。
成果の内容・特徴 耕種概要
  1. 直播のため育苗が省略でき、無培土のため収穫労力の点で省力的であり、夏期に
    肉質の柔らかいネギが収穫できる。
  2. 12月中旬にパイプハウス内に直播し、発芽後に間引きして株間3~5cmとする。
  3. 株を十分に生育させた後、収穫開始予定日の30~40日前に遮光フィルムで一挙に軟白
    を行う(表1。
  4. 株間3cmでは7月上旬に軟白長40cm、葉鞘径1.8cm程度のネギが収穫可能となる。株間
    5cmでは6月下旬までには収穫可能となる(表2)。
  5. この作型に適する品種は収量性が高く、分けつが少なく、葉鞘部のしまりの良い点から
    「金長3号」、「元蔵」などである
    (表2,図1)。
成果の活用面・留意点
  1. 播種後から2月頃まではパイプハウスは密閉とし、夜間はトンネル二重被覆を行う。
    3月以降はハウス内気温が30度Cを越えないように管理する。軟白開始後はできるだけ
    換気につとめる。
  2. 株元には灌水チューブを設置し、除草を兼ね黒マルチを行い、ハウス内の低湿化を
    図る。
  3. 供試した遮光フィルムはホワイトシルバー100である。
図表1 230701-1.gif
図表2 230701-2.gif
図表3 230701-3.gif
図表4 230701-4.gif
カテゴリ 病害虫 育苗 出荷調整 除草 ねぎ 播種 品種

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