| タイトル |
マルバカイドウ台りんご苗木を1年でつくる方法 |
| 担当機関 |
青森県りんご試験場 |
| 研究期間 |
1995~1995 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1995 |
| 要約 |
マルバカイドウ台苗木のつくり方として、長さ15~20cm、基部直径0.7cm以上のマルバカイドウ1年枝に品種の1年枝を通常どおり切り接ぎし、これを発泡スチロール箱に火山灰土壌を入れて挿し木すると、優良苗木を1年で育成できる。
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| 背景・ねらい |
りんごの苗木は一般に購入している例が多いが、品種や台木が不確かであったり、活着が悪いとか、早掘り苗や暖地産苗では年によって凍害が発生するなどの問題が指摘されている。このため苗木は自家生産した方がよいが、苗木の育成は台木を繁殖し、これに品種を接ぎ木して養成しなければならないので、定植できる苗木に育つまでには2~3年の期間が必要であり、これが自家生産の大きな阻害要因となっている。そこで、マルバカイドウ台の接ぎ木枝の挿し木による1年育苗法の可否を検討した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 挿し木には発泡スチロール箱(内法52×32×22cm)の底部に1.5cmの排水口を数個あけて用いる。これに最初小石を2~3cm入れ、その上に用土として土壌病害の心配がなく、礫を取り除いて細かく砕いた火山灰土を17cm程度入れ、地表面をマルチ用の黒ポリフイルムで被覆する(図1)。
- 挿し木直前に休眠期に採集した挿し穂(マルバカイドウ)から基部径0.7cm以上の1年枝を選んで、15cm~20cmの長さに切る(表1、2)。これに充実した芽が2~3芽ついた品種の1年枝を通常通り切り接ぎし、接ぎ穂には接ぎ木袋をかける(図1)。
- 4月中旬頃に挿し木するが、この場合挿し穂の基部を2cm位斜めに切り、土に深さ10cmに挿す。1箱当たりの挿し木本数は少ないほどよいが管理がよければ10~15本でもよい。挿し穂の周囲に隙間ができるので手で土を寄せてやる(表3)。
- 挿し木後の管理として、接ぎ木袋に通気口をつける時期は袋内で新梢が多少曲がる位伸びた時とし、大気には徐々に慣らすよう切り口は最初から大きくしない。また、施肥は新梢が10cm位伸びる6月始め頃から育苗用液肥を施用する。その他、潅水、不要新梢の剪去、病害虫防除などは慣行通り行うが、日差しが強い時期の土壌水分、遅くまで伸長する新梢における病害虫の発生には十分留意する。
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| 成果の活用面・留意点 |
苗木の自家生産が極めて容易に、しかも短期間に大量に廉価で生産できるが、本育苗法は露地挿しは無理である。また、挿し穂、接ぎ穂はウイルスを保毒していないもので、挿し穂は樹齢がごく若い木から採集したものを利用し、接ぎ穂は花を持っていないものを使う。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
病害虫
育苗
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