砂壌土を培地とするトマトの閉鎖循環式養液栽培

タイトル 砂壌土を培地とするトマトの閉鎖循環式養液栽培
担当機関 宮城県園芸試験場
研究期間 1997~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 培地に砂壌土を用いることより、栽培液を循環利用する際に生じる培養液組成の変動やpH,ECの変化を少なくすることが可能である。
背景・ねらい 養液栽培で環境負荷の軽減、コスト削減のためには
培養液を循環再利用することが望ましい。しかし、
植物は培養液成分を均等に吸収しないので、培養液を循環利用している内に、
成分組成に過不足がおこる。そこで、トマトの溶液栽培の培地として砂壌土を用い、
砂壌土のイオン交換・吸着機能を利用することにより、
培養液循環利用の際に生じる成分組成の変動やpH、ECの変動について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 培養液を循環利用する場合砂壌土を培地とする場合には、
    ロックウール培地の場合よりpHの変動が少なく、pH6.4~7.0の範囲となる
    (図1)。
  2. ロックウールを培地とした場合には
    定植後126日から149日にかけてECの上昇がみられる。
    砂壌土を培地とした場合には培養液ECの変動が小さい
    (図2)。
  3. ロックウールを培地とした場合には定植後98日から126日にかけて
    アニオンでは硫酸イオンの比率が増加し、硝酸イオンの比率が減少し、
    カチオンではナトリウムイオンの比率が増加し、
    カリウムイオンの比率の減少がみられる。
    一方、砂壌土を培地とした場合には組成の変動が小さい
    (図3)。
  4. 培養液の循環利用によって排液中の肥料成分による環境負荷の軽減ができる。
    また肥料および用水コストの節減が可能である。
(耕種概要)
成果の活用面・留意点 培養液管理はロックウール栽培に準じて行う。カリウムイオン、
リン酸イオンは土壌への吸着があるので不足しないように注意する。
図表1 231141-1.gif
図表2 231141-2.gif
図表3 231141-3.gif
図表4 231141-4.gif
カテゴリ 肥料 コスト 栽培技術 トマト 養液栽培

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