メピコートクロリド液剤処理によるブドウウィルスフリー「巨峰」の結実安定

タイトル メピコートクロリド液剤処理によるブドウウィルスフリー「巨峰」の結実安定
担当機関 福島県果樹試験場
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 強勢なブドウ「巨峰」ウイルスフリー樹に、メピコートクロリド液剤500倍液を、8葉期に茎葉散布すると、新梢や葉、花穂の生育が抑制され、結実数が増加し有核果の割合も高くなり、結実安定が図られる。果実品質に対する処理の影響は認められない。
背景・ねらい ブドウ「巨峰」のウイルスフリー樹は、新梢生育が特に旺盛で、花振るいしやすく結実
が不安定になりやすい。そこで結実安定を図るために、メピコートクロリド液剤を
茎葉散布して結実率や果実品質、新梢生育に及ぼす影響について検討した。
成果の内容・特徴
  1. メピコートクロリド液剤500倍液を、ブドウ「巨峰」のウイルスフリー樹で6、8
    葉期に茎葉散布することにより、開花期間中の新梢生育や葉身長、花穂長、および新梢
    長は、無散布よりも明らかに短くなり生育が抑制される
    (表1)。
  2. 結実に及ぼす影響では、処理により1果房当たりの着粒数が増加し、有核果の割合
    も高くなる
    (表1)。
  3. 果実の品質では、果房重、一粒重、着色、RM示度、酒石酸含量とも、処理区は対照
    区とほとんど変わらず、品質にはあまり影響を及ぼさいが、早い時期の処理では果房の
    長さがやや短くなる傾向が認められる
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. ウイルスフリーの若木など生育が旺盛で、開花前の新梢長が45cm以上となるような
    場合に本剤を使用することで、花振るいを低減させ、着粒数、有核果数を増加させる
    ことができる。
  2. 農薬適正使用基準上の使用時期は、新梢展開葉が7~8枚時であるが、原則として
    8枚時に使用する。
  3. 薬剤の効果は限定的なものなので、特に樹勢が強い場合は、樹勢を落ち着かせるような
    肥培管理も併せて行う。
図表1 231318-1.gif
図表2 231318-2.gif
カテゴリ 病害虫 農薬 肥培管理 ぶどう 薬剤

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