イチゴセル苗の低温処理法

タイトル イチゴセル苗の低温処理法
担当機関 福島県農業試験場
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1998
要約 イチゴのセル苗利用による低温暗黒処理は、ポット苗を使用する場合の約4倍の苗数を処理できる。また、低温処理中、赤色光電照を行うと初期収量が増加する。
背景・ねらい 低温暗黒処理によるイチゴの花芽分化促進方法では、
ポット苗を使用するのが一般的である。しかし、
大量の苗を処理するには大規模な冷蔵庫を必要とするが、
一坪予冷庫等では十分な数の苗を処理することは困難である。
そこで、セル育苗による根鉢の小さい苗を用い、処理効率の向上について検討する。
また、セル苗はポット苗に比べ処理中の苗の消耗が大きく、
生育・収量等に影響することから、
処理中の赤色光電照による消耗軽減効果についてもあわせて検討する。
成果の内容・特徴
  1. セル育苗苗を用いることにより、
    1コンテナ(48×32×30cm)当たり70~80株の苗を処理できる。
    従来の3.5号ポット苗の場合、1コンテナ当たりの処理株数は20株程度である
    (表1, 表3)。
  2. セル育苗苗の初期収量は、ポット育苗苗に比べてやや劣るが、同程度確保される
    (表2)。
  3. セル苗の低温暗黒処理中に、赤色光を電照することで、黄化葉数が減少し
    (表3)、初期収量が増加する
    (表4)。
  4. 電照時間は、一日当たり4時間ないし8時間でも効果は見られるが、24時間が望ましい。
    赤色光の明るさは、苗の葉先部分で100ルクス程度を確保する。
  5. 栽培概要
成果の活用面・留意点 電照を行う場合は、経済性を考慮する。株当たり経費は、設備費(電球、配線、
赤色セロファン等)約25円、電気代10円程度である。
図表1 231325-1.gif
図表2 231325-2.gif
図表3 231325-3.gif
図表4 231325-4.gif
図表5 231325-5.gif
カテゴリ 育苗 いちご

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