夜冷育苗と短日処理による11月出しトルコギキョウの品質向上技術

タイトル 夜冷育苗と短日処理による11月出しトルコギキョウの品質向上技術
担当機関 岩手県農業研究センター
研究期間 1998~1998
研究担当者
発行年度 1998
要約 11月出しトルコギキョウは、播種期を5月上旬とし、夜冷短日育苗と定植後30日間の短日処理を組み合せることにより、開花抑制効果が認められるとともに、ほぼ同時期に採花となる無処理の切り花と比較して、切り花長、有効花蕾数等の品質が向上する。
背景・ねらい 岩手県におけるトルコギキョウの生産は、
無加温による8月~10月出荷の作型が主体であるが、
全国的に品薄となる11月出しの大きな産地はほとんどなく、
市場からも産地化が期待されている。しかし、この時期の生産は、
育苗期の高温によるロゼット株の発生や、
定植後に高温時期を経過することによる短茎開花・ボリューム不足など、
高品質安定生産が困難である。そこで、11月出しを目標として、
寒冷地の気象条件を活かした夜冷短日育苗と
定植後の短日処理の組み合わせによる開花抑制及び品質向上効果について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 播種時期を5月上旬とし、
    夜冷短日育苗と定植後30日間の短日処理を組み合わせることにより、
    11月に高品質生産ができる(表1)。
  2. 同様の方法により、ほぼ同時期に採花となる、
    5月上旬播種の自然育苗・定植後短日処理有り、
    5月中旬播種の自然育苗・定植後短日処理無し、
    5月中旬播種の夜冷育苗・定植後短日処理無し等と比較して、切り花長、
    有効花蕾数等の切り花品質が向上する
    (表2)。
  3. 夜冷短日育苗は、自然育苗に比較してロゼット株の発生が極めて少ない
    (表2)。
  4. 夜冷短日育苗方法は、17時~8時の間は13~15度Cの暗黒低温条件、
    8時から17時の間は9時間日長・自然条件で管理する。高温時は、
    ハウス上部に40~45%程度の遮光資材を被覆する。
  5. 遅くとも7月中旬頃までに定植し、定植後の短日条件は、
    17時~8時の間を暗黒として9時間日長とし、定植後、30日間処理する。
  6. 10月以降は、電照により16時間日長を確保するとともに、
    最低気温15度Cを目標に加温する。
成果の活用面・留意点
  1. 品種は、F1早生品種またはF1中生品種を用いる。
    F1晩生種はブラスチング発生が多く不適である。
  2. 夜冷短日育苗では、生育がやや遅れることから、
    定植適期の苗齢2.0~2.5対葉に達するまで60~75日の育苗日数を要する。
  3. 品種または気象条件により、短日処理において芯止まり症状や
    ロゼット発生等が助長される場合があるが、
    品種選定に留意するとともに耕種的な対策を講じることによって軽減できる。
図表1 231354-1.gif
図表2 231354-2.gif
カテゴリ 育苗 栽培技術 出荷調整 トルコギキョウ 播種 品種

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