| タイトル |
酒造好適米「吟ぎんが」の収量構成要素の指標と栽培法 |
| 担当機関 |
岩手県農業研究センター |
| 研究期間 |
1999~2000 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
酒造好適米品種「吟ぎんが」について、醸造適正を満たしかつ安定的な収量・品質を確保するための栽培指標として、収量構成要素、施肥法、栽植密度、刈り取り適期を示した。
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| 背景・ねらい |
「吟ぎんが」は中生の酒造好適米品種で、平成11年2月に岩手県の奨励品種に採用され、 主に県中南部の平坦地帯に作付けが見込まれている。 醸造に適した玄米品質で、安定的な収量を確保するための栽培法を示した。
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| 成果の内容・特徴 |
- 収量構成要素
醸造適正の砕米混入率及び収量を考慮した適正な㎡籾数の範囲は25~28 千粒/㎡あり、このときの2.1mm調製収量は540~580kg/10a、稈長は 83~90cm、穂数は320~350本/㎡、一穂籾数は75~80粒、登熟歩合は85% 以上、千粒重(2.1mm調製)は27gである(図1、 図2)。
- 醸造適正・収量・品質安定化のための栽培法
- 幼穂形成期追肥は籾数が多くなり、心白粒割合が低くなるとともに未熟粒割合が高く
なるので、追肥は減数分裂期重点に2kg/10a程度とし (図3、図4)、 白米中の粗タンパク質含有率を高めないよう、基肥窒素量は美山錦並からやや多めの 4~5kg/10aとする(図5)。
- 栽植密度は22株/㎡程度とする。
- 刈り取り時期は、出穂後積算平均気温で950~1,100度Cとし、刈り遅れにならない
よう黄化籾割合80%程度を目安に刈り取る(図6)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 「吟ぎんが」は一般飯用米に比べ千粒重が大きく、同じ播種重量でも箱当たりの苗本数
が少なくなるが、厚播きにすると苗が徒長し充実度が低下するので、播種量は稚苗の 場合で乾籾180g/箱程度とする。また、移植時には、1株5本程度になるよう田植機の 掻き取り量を調節する。
- 生籾の乾燥は、胴割れ粒を増加させないよう一般飯用米の場合よりも送風温度を
やや下げて行うこと。
- この成果の適応地帯は、岩手県中南部の平坦地帯である。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| 図表4 |
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| 図表5 |
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| 図表6 |
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| カテゴリ |
乾燥
酒造好適米
施肥
播種
品種
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