水稲生育中後期における土壌窒素発現量の簡易推定法

タイトル 水稲生育中後期における土壌窒素発現量の簡易推定法
担当機関 宮城県農業センター
研究期間 1999~2000
研究担当者
発行年度 1999
要約 水稲生育中後期の土壌窒素発現量を、3、4月のアメダス合計雨量から土壌型別、有効積算温度別に簡易に推定する方法を開発した。方法は雨量からの土壌水分推定値と、想定有効積算温度(12度C以上)を説明変数として重回帰分析を行い予測式を得る。
背景・ねらい 水稲の高品質安定生産は土壌窒素発現量把握に基づいた肥培管理が肝要であるが、
生育中期以降は穂肥などの重要な管理作業があるにも関わらず、葉色診断による
窒素保有量や生育量など稲の側の診断が主体であり、土壌窒素発現量の把握は
ほとんど行われていない。
生育初期の窒素発現は土壌乾燥程度の影響が大きいが、中期以降の窒素発現は温度の
影響が大きい。しかし、同じ土壌で春期の乾燥により窒素発現が増加した場合の
中後期窒素発現量の評価はかなり曖昧である。これらを解明し、生育中後期土壌窒素
発現量の予測法を確立して、中期以降の生育制御と健全化を可能にする。
生育中後期の肥培管理に必要な土壌窒素発現量は下記の方法で推定可能である。
成果の内容・特徴
  1. 最寄りのアメダスの3、4月の合計雨量を土壌水分推定式に代入して、湛水前の作土中
    の土壌水分推定値を求める(表1)。
  2. 土壌水分及び7月以降の想定有効積算温度(12度C以上)を重回帰式に代入することに
    より、有効積算温度に対応した中後期窒素発現推定値が土壌タイプ別に
    求められる(表2)。
  3. 本法による中後期窒素発現量の推定値と7月上旬から9月上旬までの現地圃場培養に
    よる土壌窒素発現量の実測値は高い相関関係を示し、実用可能である(図1、2)。
成果の活用面・留意点
  1. 穂肥等、生育中期の肥培管理に活用する。
  2. 基本データは連年秋耕水田が主体であり、無秋耕水田は検討外である。
図表1 231424-1.gif
図表2 231424-2.gif
図表3 231424-3.gif
図表4 231424-4.gif
カテゴリ 肥料 乾燥 水田 水稲 肥培管理

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる