| タイトル |
JPP-NET上で簡易に利用できるwindows版BLASTLの作成 |
| 担当機関 |
福島県農業試験場 |
| 研究期間 |
1999~1999 |
| 研究担当者 |
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| 発行年度 |
1999 |
| 要約 |
JPP-NET(植物防疫情報総合ネットワーク)上で作動する葉いもち感染好適条件判定モデルBLASTAMにより推定されるイネ葉面湿潤時間を利用し、BLASTAMと連動して操作できるWindows版BLASTLを作成した。これにより、JPP-NET上で簡易に葉いもち感染好適条件出現の把握と病勢進展の予測が行える。
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| 背景・ねらい |
葉いもちシミュレーションモデルBLASTLはAMeDASで得られる気象データと結露計で 観測される葉面湿潤時間のデータを用いて精度の高い葉いもち病勢進展予測が できる。しかし、各地の病勢進展を予測するためにはそれぞれの地点に結露計を 設置してイネ葉面湿潤時間のデータを収集しなければならない。それに代わる簡易 な方法として、JPP-NET(植物防疫情報総合ネットワーク)上のBLASTAMと連動して、 そこで推定されたイネ葉面湿潤時間を用いて各アメダス観測地点の葉いもち病勢 進展をBLASTLで予測できるようにする。
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| 成果の内容・特徴 |
- 作成したWindows版BLASTLは、JPP-NET上で入手できるアメダス気象データとJPP-NET
版BLASTAMで推定したイネ葉面の湿潤時間を利用する。手順は(1)JPP-NET版BLASTAM で葉いもち感染好適条件を判定し、日別のイネ葉面湿潤時間を推定する。(2)病勢 進展予測を行いたい地点(アメダス観測地点)を選択し、その地点の気象データと 推定したイネ葉面の湿潤時間データをBLASTLに導入する。(3)その後、葉いもち発生 シミュレーションモデルBLASTL画面が自動的に 起動する(図1)。
- Windows版BLASTLでは、対話形式のメニュー画面の指示に従い、容易にイネの栽培
条件、生育条件に関するパラメータを変更して葉いもち病勢進展予測が 行える(図2)。
- イネ体へのいもち病菌の侵入率比の日変化、いもち病に対するイネ体の感受性
変動、いもち病菌の病勢進展予測等の演算結果を1画面上で表示できるほか、様々な 気象条件を想定して演算した結果をまとめて表示できる(図3)。また、これらの演算結果はCSV形式で保存される ため、表計算ソフトウエアでの集計、解析も可能である。CSV形式とは、 Comma Separated Value formatの頭文字をとったもの。表計算ソフトなら 各セル(枠)に書き込まれた項目や数字を、データベースソフトなら各項目を、 「,」(カンマ)で区切ったテキストファイルにする。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 本システムの利用により、葉いもち病勢進展に関する多様な解析が容易になる。
得られた解析結果と圃場における葉いもち発生調査結果との照合により、 より的確な葉いもち防除要否の判断が行えるようになる。
- JPP-NETに加入すると誰でも本モデルを利用できる。
- イネの栽培、生育のパラメータは、福島県農業試験場で作成した値を標準値として
いるが、メニュー画面の指示に従って任意に設定できる。
- JPP-NET版BLASTAMによる推定葉面湿潤時間を用いているため、結露計で実測した
イネ葉面湿潤時間のデータより精度が劣る場合がある。精度の高い葉いもち病勢 進展予測を行いたい場合は、気象ロボットや結露計により観測されたデータを 利用する。
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| 図表1 |
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| 図表2 |
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| 図表3 |
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| カテゴリ |
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いもち病
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