葉面積指数による夏ソバの開花期乾物重と成熟期における倒伏の推定

タイトル 葉面積指数による夏ソバの開花期乾物重と成熟期における倒伏の推定
担当機関 秋田県農業試験場
研究期間 1997~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 夏そばの散播栽培における開花期頃の乾物重は開花期の葉面積指数(以後、LAI)をパラメータに用いることにより推定可能である。同様に、成熟期の倒伏程度とLAIにも相関が認められる。
背景・ねらい そばは生育期間が短く輪作体系を組む上で有利な作物であるが、秋田県内では
秋そばの単作が主体で作付け面積が少ない。そばの作付け拡大を図るには夏そばの
安定栽培技術を確立する必要がある。そばの多収を得るには乾物生産が重要である
と考え、夏そば(品種キタワセソバ)の乾物重と草丈、LAI、葉緑素計値の関係に
ついて検討した。
成果の内容・特徴
  1. プラントキャノピーアナライザー(LI-COR社製LAI-2000)の測定値と開花期頃の
    地上部乾物重に高い相関関係が認められる。同様に、LAIと成熟期の倒伏程度にも
    高い相関関係が認められる(表1)。
  2. プラントキャノピーアナライザーで非破壊的にLAIを測定することにより、開花期
    頃の地上部乾物重の推定が可能であり、成熟期の倒伏程度も推定できる(図1、図2)。
  3. 一般にそばの地上部乾物重を測定する場合、散播栽培では作物のサンプリングが
    難しいこと、茎葉中の水分が多く乾燥に手間取ること等を考慮すると、本手法は
    非破壊で簡便に地上部乾物重を推定できる利点がある。
成果の活用面・留意点
  1. 開花期頃のLAI、草丈、葉緑素計値を基にしたそばの生育診断に活用し、開花期の
    窒素追肥要否等の診断技術を開発することにより、そばの安定栽培が期待できる。
  2. 参考にプラントキャノピーアナライザーによる測定値とLAIの関係は、厳密には
    1:1の直線関係にはならないが、極めて高い相関関係がある(図3)。
図表1 231462-1.gif
図表2 231462-2.gif
図表3 231462-3.gif
図表4 231462-4.gif
カテゴリ 安定栽培技術 乾燥 診断技術 そば 品種 輪作体系

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