リンゴの新わい性台木「JM1」、「JM7」の耐水性

タイトル リンゴの新わい性台木「JM1」、「JM7」の耐水性
担当機関 岩手県農業研究センター
研究期間 2000~2003
研究担当者 小野田和夫
鈴木 哲 
発行年度 2000
要約 リンゴの新わい性台木、「JM7」の耐水性は「マルバカイドウ」並に強く「JM1」、は「マルバカイドウ」よりやや弱い。「M.9」の耐水性は最も弱く、その耐水性の強さの順位は「マルバカイドウ」=「JM7」≧「JM1」>「M.9」である。
背景・ねらい 平成12年春、現地のわい化栽培園の若齢樹を中心に、各地で凍寒害が発生した。被害の発生した園地には、排水不良、前年度の着果過多などによる生育不良や貯蔵養分の低下など、栽培管理上の問題が見受けられた。被害には台木間差があり、「M.9」台木利用樹が多く、「JM7」台木利用樹での発生は極めて少なかった。このことから、凍寒害発生を助長した要因の一つとして台木間の耐水性の差が考えられたため、リンゴ台木「JM7」、「JM1」、「M.9」、「マルバカイドウ」利用樹の耐水性について検討した。
成果の内容・特徴
  1. 16日間の湛水処理の各台木に及ぼす影響は、湛水期間中は葉色の大きな変化は認められない(表1)。湛水の影響は、落水後の短期間に黄変落葉として現れ「M.9」台木は落葉が著しく、最終的に62.5%が枯死した。「マルバカイドウ」は落葉率が最も低く、外観上の変化は殆どみられない。次いで「JM7」、「JM1」が落葉率が低かった(表2)。これらから、各台木の耐水性の強さの順位は「マルバカイドウ」=「JM7」≧「JM1」>「M.9」である。
     
  2. 平成12年春に発生したわい性樹の凍寒害の発生を助長した要因の一つとして、園地の排水不良による樹体生育の不良が示唆された(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. JM系台木を用いた場合でも、園地の土壌排水対策は行い、有効土層を深めて健全な樹体の生育を図る。
図表1 231643-1.jpg
図表2 231643-2.jpg
図表3 231643-3.jpg
カテゴリ 栽培技術 台木 りんご わい化

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